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2011年9月10日土曜日

リスクは金なりを読了した!

リスクは金なり (講談社文庫)

経済小説の黒木亮さんのエッセイ集。

実は黒木さんの本は読みたいのだが、まだ「カラ売り屋」しか読めていない。

本書は彼の体験記を綴ったものであるため、彼の小説のバックボーン的な位置づけであるだろう。

僕がよく読む幸田真音は米系銀行のディーラーだった。彼女はマーケットのわずかな秒単位の表現がうまく、惹き付ける力がある。
一方黒木さんは日系の銀行でキャリアをスタートし、その後国際金融の舞台へと羽ばたいていったようだ。いわゆる投資銀行業務である。そのため、マーケットの動きよりもファイナンスの仕組みであったり、駆け引きの妙を描写するのがとてもうまいと感じている。

やはりその人のバックボーンを知ることができると、また味わいが増すというものだ。

また、黒木さんは学生時代、マラソンをやっており、箱根駅伝も2回走っているアスリートでもある。これは大変にすばらしいキャリアの持ち主であり、当時の早稲田の監督のエピソードも描かれている。
すばらしい作品には相応の裏付けがある。
そんなことを感じさせてくれた内容であった。
星4つ

目次
第1章 リスクな世界の美酒
(キルギス・コニャックエリスカお婆さんの疾走 ほか)
第2章 世界で仕事をするということ
(「サバイバル交渉術」世界標準八ヵ条
土日語学力―留学の必要なし、大声を出せ、週末を使いこなせ ほか)
第3章 人生の目標が見つかるまで
(人生の目標が見つかるまで言葉の狩人 ほか)
第4章 ロンドン金融街の小路から
(わたしが遭遇した「ネット金融」犯罪ロンドンの7・7地下鉄テロ ほか)
第5章 海外から見た日本
(地方の闇―詐欺師Xと夕張市アフリカの航空機ファイナンス ほか)


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