2011年12月30日金曜日

サッカー代理人を読んだ

サッカー代理人 (日文新書)

サッカー代理人。欧州ではボスマン判決以降、選手の移籍市場が活発になり、代理人ビジネスが活発である。
しかし、企業スポーツであったJリーグでは特殊な制度があり、世界基準ではなかった。それが最近では制度が変わり、世界基準での移籍と同様の仕組みに近づいたため、今後はニーズも出てくるだろう。

さらに、欧州へステップアップしていく選手も増えているが、日本のサッカーレベルがあがっているのみならず、こういったエージェントビジネスのノウハウを持ったプロが日本の市場にも出てきたことが大いに関係しているだろう。

本書のロベルト佃さんは中村俊輔や長谷部や阿部など、多くの選手の代理人としてこの業界のパイオニアとして活躍されている。
なかなか知ることのできない代理人ビジネスを語ってくれた本書はビジネスマンとしても大いに参考になる内容だった。
大いにお勧めしたい一冊だ。

■目次
第1章 代理人だけが知っている交渉の舞台裏
第2章 代理人がみた世界で通用する選手とは
第3章 ワールドサッカーの真実、日本サッカーの未来
第4章 サッカー代理人という仕事


日本のエージェントが欧州市場で欧州選手をマネジメントするという今後の方針を本書の中でロベルトさんは語っていた。
これには大いに期待したいし、応援したい。

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