2012年1月14日土曜日

OPEN-iセミナー「テクノロジー×クリエイティブ視点でみる、Webの仕事の行方」に参加した

昨日、カオスタウン渋谷で開催されたOPEN-iセミナー「テクノロジー×クリエイティブ視点でみる、Webの仕事の行方」に参加してきた。

概要

10年後、あなたの仕事はどうなってる?



この先「ゼロから Web サイトを構築する仕事」は着実に減っていくことが予想されます。インターネットに乗せる情報は細分化され、迅速に流れ、柔軟に形を変えながら多様なデバイスに届けられることが求められています。こうした中、従来のような形で Web サイトを設計・構築していては、 人々の生活へ浸透しないビルボードと化してしまいます。

Web が本当の意味で人々の生活の一部となったとき、Web の仕事は「サイトを作る」という狭い意味でのデザインから、人と人、人と情報、情報と情報を繋げるためのデザインへと進化していきます。そのときに必要とされる人材やスキルもさまざまです。

最近はマーケティング視点から、私たちがコミュニケーションデザイナーへの変貌を遂げる必要性が説かれるようになりました。しかし、Web に関わる仕事が「コミュニケーションデザイナー」という役割一つでまかなえるわけではありません。また、今 Web の仕事に就いている人たちのキャリアの道筋も、それぞれの資質や経験・スキルを活かし、もっと多様な可能性をもてるはずです。

当セミナーでは、今後必要とされるであろう Web プロフェッショナルの姿をテクノロジー視点、クリエイティブ視点から紹介していきます。年初め、5 年後、10 年後のご自身のキャリアを考える機会に、ぜひ足をお運びください。




おそらくtwitterで前回のCSS Nightのイベントの何かを発見したのだと記憶しているが、このイベントを知ったきっかけはそうしたところだったように思える。一応、Web業界に携わる身として興味深い概要だったので、行ってみた。


長谷川さんが声高に叫ばれていたのは、従来のWebサイト制作が終焉するということ。
これだけ情報が氾濫する現代で、定点的な企業サイトを1つ作るといったことにそれほど意味はないとばっさり。
もっと大きな流れで、情報をデザインすべきとの主張はまさにその通りだろう。

また、これからのWebサイトに重要なことは様々なユーザーに対してふさわしいコンテキストを用意し、いかにして情報をユーザーに届くようにするかをオーガナイズすることだともおっしゃっていた。これも非常に同感である。

様々な肩書きが並ぶWeb関係者を4象限で区切り、説明されていた。
1、Web Developer
2、Information Manager
3、Progressive Designer
4、Artist


1、Web Developer
Web Developerはユーザーのコンテキストをいかにして汲み取るか?どういった情報が必要か?ジオデータなのか?サーバーサイドで情報を処理するのか?配信時間を最適化するなどもWeb Developerの役目になるのではないか。

必要となるもの
・Web標準
・プログラミングパターン
・データベース設計
・プラットフォーム最適化


2、Information Manager
様々なコンテンツをいかに統括して出すのか?どのような頻度、スケジュールで情報を出すか?そういった情報をマネジメントする人
またUI的な観点もそうであり、デバイス別に応じてマークアップを異なるように設計するのも、こちらの役割である。IA的な観点。
”Intertwingularity”→シームレスに入り組んでいる中でどのようなアクセシビリティを担保するか
Webのインフォメーションエコシステムの理解

必要となるもの
・Web標準
・コンテンツ戦略
・エディトリアル
・ソーシャルメディア
・IA
・アクセス解析


3、Progressive Designer
コンテンツをユーザーに届ける時のEmotionalな部分をデザインする人
なぜProgressiveなのか?→これからのデザインには即興のようなものも必要だから
Web制作プロジェクトの変更コストと時間の関係は指数的な関係性あり。
進めば進むほどわずかな仕様変更でもコストがかかる。いかに早く6、7割のアウトプットを出せるか?アジャイル的な。

必要となるもの
・Web標準
・ビジュアルデザイン
・インタラクションデザイン
・プロトタイピング
・デザイン思考
・プレゼンテーション


4、Artist
芸術の他に要領やコツといった意味。そこから、いかにして情報を引き出して形にするか?を考える人

音楽のアーティストの例。これからの時代は曲でもうけようとしてはダメ。配信経路の確保とMarketingが重要。どのようにしてコンテンツを見てもらうようにするかがすべて。前提としてはクリエイティブはすでにあること。
なので、電子書籍に関しても出版社を待つ必要はない。Amazonはすでに電子出版社と同義。

必要となるもの
・Webの活用
・コミュニケーション能力
・情熱



普段とは異なるレイヤーのイベントだったが、行ってみてとてもよかった。
データの解析でも、出した結果によるアウトプット、つまりは情報の見せ方が重要で、いくら有意なデータでもそこを崩すと全くの無意味になってしまうからだ。これには当然、インプットデータの収集も同様の観点が働くだろう。

また肩書き等もいろいろとあるが、長谷川さんはその会社にふさわしい仕事にそってやるべきであって、肩書き定義などにはあまり意味はないとおっしゃっていた。これも非常に同感だった。

これからはスマフォの浸透によって、さらにコンテキストが複雑化し、難しくなってくる。
常に仮説検証のPDCAを早いサイクルでまわし、適切なコンテキストを読み取り、それに対して最適な情報の配信が重要になってくるし、そうでないとユーザーをとどめておくことも難しいんだという焦燥感のようなものも感じた。
ますます情報も時間の流れも加速化し、止めることもできないので、なるべく喰らい下がれるように努力していきたい。

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