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2012年7月29日日曜日

オリンピック裏のクラブシーン〜12-13シーズンに向けて〜

今週発売のFootballistaを読んでいる。



冒頭のインタビューは非常に興味深い内容であった。

インタビュー主は今期よりセリエAインテルのGMに就任したマルコ・ファッソーネ。インタビュアーはセリエAではおなじみの神尾光臣さんだ。

昨シーズンの成績は散々なものだったインテル。今期はその影響でEL予選から始動する。
ストラマッチョーニが正式に監督に就任し、クラブの方向性も見え始めているようだ。

すでに補強で5選手4000万ユーロを費やしている。
(ハンダノビッチ、パラシオ、ロンゴ、シルベストレ、グアリン)
また下部組織からの昇格なども多くなってくるだろう。

なによりの変化は来シーズンよりファイナンシャルフェアプレーが施行される。
UEFAサイトから原文を読んだこともあるが、いまいち何が問題かわかっていなかったが、どうやら負債総額が4500万ユーロを超えると、翌シーズンのUEFAライセンスをもらえないというペナルティが課せられるようだ。

特にビッグクラブは欧州CLやELなどの収入にかなりの部分を頼っているので、かなり大きな影響であると言える。

ミランがズラタン、チアゴ・シウバなどを放出して話題になったが、まさにこれがその影響であることは想像に難くない。

今まで以上にチーム戦術と経営のバランスが不可欠になってくるだろう。


さて、ファッソーネであるが、なかなか面白い経歴。選手経験はなく、企業からユベントスのSDに就任し、専用スタジアム構想に参画したり、その後、ナポリを経てインテルへとやってきている。
日本でもヴィッセルのSDが楽天の人だったような気がする。(Foot!でやってた)
こういう経営感覚を持つ人材が登用されてくるのは世界的な潮流かもしれない。
私も期待に胸を馳せる。

インテルと言えば長友だが、たしかに日本でのマーケティング戦略はあまりうまくいっていない。今期から香川がユナイテッドに入り、あの世界的なマーケティング集団がどのように日本でのマーケティングを展開するかが楽しみだ。まずはシャツとカード提携がめにつく。(新生銀行だったかな?)

しかし、未だにEL放映権をアジアで唯一購入していない日本ではあるが、インテルのがんばりと日本の歩み寄りによって、今期はこれが解消されるのではないかと密かに期待している。ELはホントに色々な発掘ができて面白いので映像が見たいのだ。

とにかく、ロンドン五輪でスポーツの話題は持ち切りだが、クラブシーンも徐々に動いているということを発信して締めよう。

2012年7月24日火曜日

IDの秘密を読了!

IDの秘密 (丸善ライブラリー―情報研シリーズ)

最近、Webの一部の界隈で叫ばれるIDの話。
ちょうどその本が出されたので、読みました。

概要
「書籍には、どうして二つのバーコードがついているのでしょうか?
どちらのバーコードも本書のIDを表します。二つもIDがあるのには書籍や書店の事情があります。我々が生きている現代社会はモノから人までIDが付けられています。そのIDは社会を映す鏡であり、IDを知ることは社会を知ることにになります。そして昨今のマイナンバー制度の議論のように、IDを通じて社会を変えることもできるかもしれません。

本書では商品番号、社員番号、クレジットカード番号、自動車ナンバー、電子定期券など、身近にある様々なIDを通じて、IDの秘密に迫っていきます。身近なようで奥が深いIDの世界をお楽しみください。

とのことだ。
実際、様々なIDの紹介などがあり、面白かったし、有形だけでなく無形のものにさえIDがついているということを知って驚いた。

IDは数に限りがあるため、設計段階で色々と考慮すべき点は多い。
例えば、9桁のIDであれば、1億IDで枯渇してしまう。(数字の場合)その運用方法やモデリング。拡張性などを考えるとこうしたIDもなかなか大変なのだなぁと本書を読みつくづくと思った。

データ構造の設計ってだいぶ軽視されているというか、光が当たらないけど、分析を行う立場として、こういったデータ構造設計は今一度再考すべき余地は大いにあるのではないだろうか。
そういう意味でもオススメの1冊である。

目次
第1章 IDとは
第2章 身近なIDに隠された秘密
第3章 バーコードの秘密
第4章 電波を使ったバーコード(ICタグ)
第5章 電子カード、電子定期券の秘密
第6章 あなたのIDの秘密
第7章 IDをつくる
第8章 IDの時代

2012年7月18日水曜日

戦略的データマイニングを読了!

戦略的データマイニング アスクルの事例で学ぶ

アスクルさんのデータを元にデータマイニングについて触れた内容。
非常に参考になる内容が多い。
けっこうドメイン特化系な話が多いので、がっつりアルゴリズムとかって人にはライトな印象。
中で出てくるデータマイニングツールはSPSS Modelerが使われている。


■目次
はじめに

第1部 基礎編
第1章 オープン型マーケティングの展開
流通オープン化への動き
アスクルの流通チャネル革新
系列化流通チャネルの課題
オープン型流通の展開
消費者の購買類型と品揃えのオープン化
オープン型流通と製品ラインの再構成
アスクルにおける製販分離

第2章 購買代理業者としての流通業者
購買代理業者の役割
購買代理業者における品揃え形成
中間業者の役割
製品ユニバースと情報縮約
販売代理業者と購買代理業者
まとめ

第3章 データベースによる顧客囲い込み
顧客の個別識別ときめ細かな対応
関係性マーケティングの展開
小売業におけるPOS データの活用
個別識別と顧客囲い込み
ネット販売とロングテール

第4章 顧客囲い込みの条件
流通業の戦略次元
流通業における戦略ポジション
きめ細かな対応と戦略ポジション
ネット販売における情報活用型顧客囲い込みの条件
顧客囲い込みの阻害要因
誰が顧客を囲い込むか
さらなる購買代理:インフォメディアリーの介在
まとめ

第2部 手法編
第5章 データマイニングの基礎
データマイニングとは何か
データの構造
データウェアハウスとデータマート
データマート構築の注意点
データ解析の下準備
まとめ

第6章 データ解析の統計系手法
データ解析
記述統計と推測統計
相関の分析:統計学系の手法~2変量の場合~
相関の分析:統計学系の手法~多変量の場合~
セグメンテーション分析
まとめ

第7章 データマイニングのための機械学習系手法
マーケット・バスケット分析と機械学習系手法
共起性による連関・マーケット・バスケットの分析
決定木によるマーケット・バスケット分析
ニューラル・ネットワークによるマーケット・バスケットの分析
機械学習系の手法と回帰分析
Kohonen ネットワーク
まとめ

第3部 応用編
第8章 重要品目の識別
アスクル・データの構造
購買拡大品目の識別
脱落阻止品目の識別
トラフィック・ビルダーの役割

第9章 購買構造と顧客クラスター
購買構造とクラスター分析
顧客クラスターの形成
基本クラスター間移行の分析
購買品目クラスターの分析
購買行動の規定関係
購買品目クラスター間移行の分析

第10章 マーケット・バスケットとトラフィック・ビルダー
購買品目クラスターと併買パターン
マーケット・バスケット分析
ルールの抽出
トラフィック・ビルダーの識別
トラフィック・ビルダーとクロスセル
重回帰分析による併買パターン分析
トラフィック・ビルダーとマーケット・バスケット分析
マーケティングへの示唆

第11章 ブランドスイッチの分析
ブランドスイッチとは何か
ブランドスイッチ行列の分析~多次元尺度構成法による分析~
ブランドスイッチ行列の分析~その他の統計モデルによる分析~
ほか

2012年7月9日月曜日

監督力 by西部謙司を読了した

監督力―サッカー名将の条件

ずっと積読だった西部さんのサッカー監督に語った本。
少し古くて2004年なので、題材も当時の監督たちである。

実際に語られるのはデルボスケ、デシャン、ファーガソン、ベンゲル、ラニエリ、オシムとよもやま話で複数の監督といった構成。

やはり西部さんらしく痛快で本質を捉えた内容であると言える。

デルボスケは今やレアルマドリーからスペイン代表監督についているし、デシャンはマルセイユで指揮を執っている。ファギー、ベンゲル、オシムは言うまでもなく、ラニエリもちょこちょこ出てくる。

ジーコジャパンの提言もあるが、2004年当時からこうなると先を見据えていたのはすばらしい慧眼であるといえる。
そんな西部さんはジェフファンであり、僕と共通した点があるという親近感があるのだが、毎回内容がすばらしいので、また本を買ってしまうのだ。
ぜひ一度、彼の本を読んでみてほしい。

■目次
第1章 監督とは何か?
第2章 南面する監督―デルボスケの場合
第3章 リアリズムの系譜
第4章 威張ったサッカー、威張らないサッカー
第5章 監督よもやま話
第6章 グーフィーの挑戦
第7章 未来へ架けた橋
第8章 監督の選び方
第9章 File‐Z

2012年7月3日火曜日

Webエンジニアのための データベース技術[実践]入門を読了!

Webエンジニアのための データベース技術[実践]入門 (Software Design plus)

MySQLのエバンジェリストである松信さんの著書。
本書はMySQLの本ではなく、一般的になぜデータベースが必要であるかを平易に解説した本であり、エンジニアはもちろんのこと、そうではない人間が読んでも理解ができるようになるという優れものだった。
ちなみに、コードの例はMySQLのものである。

目次
■第1章  データベースがないと何が困るのか
■第2章  インデックスで高速アクセスを実現する
■第3章  テーブル設計とリレーション
■第4章  SQL文の特徴とその使いこなし方
■第5章  可用性とデータの複製
■第6章  トランザクションと整合性・耐障害性
■第7章  ストレージ技術の変遷とデータベースへの影響
■第8章  データベース運用技術の勘どころ
■第9章  MySQLに学ぶデータベース管理
■第10章 MySQLのソースコードを追ってみよう
■第11章 データベース技術の現在と未来
■第12章 ビッグデータ時代のデータベース設計

大量のデータをさばき、処理をすることに重きを置かれがちではあるが、安定的に運用を行うための目からうろこの内容がたくさん詰まった内容であると思う。

松信さんはすでにDeNAから離れているが(Facebookに移られて、本社にいるようだ)、次のMobageを支える技術もぜひ読みたいと思う。

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