2013年4月8日月曜日

V字回復の経営 2年で会社を変えられますかを読了!

V字回復の経営 2年で会社を変えられますか (日経ビジネス人文庫)

レビューなどの評判もよく、Kindleでセールで安かったので、購入してみて読了。
奇しくもターンアラウンドに関して、以前から興味を持っていた自分にとって、実際の経験に基づいた小説はとても面白く読むことができた。

舞台は太陽産業のアスター事業部という不採算事業部である。
この事業部の再建を託された黒岩という人間が仕掛けるターンアラウンドの物語。
内容的にはとても面白かった。
しかし、実感値としては、いまいちだった。
おそらく、大企業に所属していたらこの本の内容は大変に共感したのかもしれないが、そういう組織にいないので、ふーん程度だった。

改革シナリオを提示して社員の奮起を促しただけで業績が上がるケースもあるかもしれないが、現代の企業活動では無理な気がする。その辺に少し時代を感じてしまった感がある。

総じて、いい視点を得られる書籍だと思うので、経営やターンアラウンドに興味があれば読んでおいて損はないと思う。

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