2012年4月3日火曜日

いま集合的無意識をを読了!

いま集合的無意識を、 (ハヤカワ文庫JA)

神林長平さんの著書。
彼の作品は初めて読んだ。元々、この作品を手に取ったのは、伊藤計劃の名を見たからだった。

彼の作品は2つとも読了済みである。
虐殺器官を読了
ハーモニー(伊藤計劃)を読了!!

全体的なテーマである集合的無意識は神林さんの10年の作品集でもある、集大成な内容である。その帰結が、そのタイトルの作品であり、故、伊藤計劃と著者が対話するというなんともワクワクする展開である。

目次
ぼくの、マシン
切り落とし
ウィスカー
自・我・像
かくも無数の悲鳴
いま集合的無意識を、

あのDan Kogaiも本書を絶賛している。
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51778236.html

主なテーマで集合的無意識とパーソナルとネットワークについての2つがあるように思える。
集合的無意識による没個性の怖さなども感じられるし、ドゥエル氏の話も色々と考えさせられる。

集合的無意識的な話題を見ると、攻殻機動隊の傀儡回しや名もなき11人やPlutoの60億人シミュレートを想起する。
前者は、広大なネットが1つの個を作り出すし、後者は60億の個をシミュレートし、目覚めさせるにはある種の極端な方向付けが必要とされた。

しかし、何より最後の作品である。
3.11の大震災を経た後に、圧倒的なリアルに対抗するために優れたフィクションが必要であると考え、現代の作家へのエールも兼ねている内容に、伊藤計劃との対話を持ってきたのだ。

すごく感じることが多かったのだが、今浮かんでくる言葉で記述するとすごく陳腐なものになってしまうような気がする。
計劃のファンであれば是非とも読んでほしい作品だ。

星5つ!

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