2022年12月30日金曜日

2022年のふりかえり

今年も仕事を納めて、2022年も残りわずかとなった。恒例のお楽しみである1年のふりかえりをしていきたい。

もはやこのブログは数年前から、一年のふりかえりをするためだけの場所となってしまったが、一番最初のふりかえりは2011年ということもあり、10年以上も続いている唯一の継続コンテンツである。

2022年は仕事の役職も変わり、色々と学ぶことが多いため、ここ数年ずっと行っていた執筆活動はやらないと決め、比較的静かに過ごそうと決意して臨んだ年だった。結果としては執筆はやっていないのだが、動き始めている企画などもあるので、7割くらい守れたかなという総括ではある。

なお、今年は例年続けていたブクログでの本の総括はなしである。本自体は読んでいるが、ブクログでの管理が途絶えてしまった年になってしまったからだ。これはライフスタイルの変更もあるため、今回は時系列形式でふりかえりをしていきたい。

今年の見通しをしいたけ占いを通じて行ってみた

昨年末ごろにしいたけ占いというコンテンツに出会った。1年を上半期と下半期の2つにわけてそれぞれの星座ごとの運勢を占うものだった。この2021年のコンテンツが個人的にとてもよく刺さり(バーナム効果)、2022年はこの見通しを持って臨んでみようと思ったのだ。
ちなみに半期の占いだけでなく、毎週月曜日の昼頃にコンテンツが更新される週間コンテンツもあるので、それを細かい指針やふりかえりの題材とした。


内容が当たるかどうかなどは別にどうでもよかった。経験学習やAADサイクルなどのふりかえりの習慣には見通しを立てることが欠かせない。しかし、個人的に先のことを見立てたり、計画立てたりするのがものすごく嫌いであるため、これを代替するものとして、今回しいたけ占いを活用しようと決めていた。結果、1年やってみた感想としては、「悪くない」に尽きる。
この習慣は今後も続けていこうと思った。
何が良いかと聞かれれば、Weekly、Monthly、そして半期のスパンにおける見通しが立てられること。そして、それを元にふりかえりも行えるということだ。自分で計画して立てていないから、その通りになるならないはどうでもいいが、バーナム効果的に関連づける経験を当て込み、自分の中の知見として貯めるようにしている。

鎌倉に引っ越した

昨年のふりかえりの記事でも書いたが、ちょうど昨年末は引っ越しの物件を探しているところでの執筆であった。今の記事を書いている物件を見つけた直後だったと記憶している。
10年住んだ新宿を離れ、神奈川県鎌倉市という風光明媚な都市へと移住。最寄りは大船と北鎌倉なので、いわゆる鎌倉の付近ではないが、十分近い場所であるし、住所は鎌倉市なので、このように表記している。

実際に2月の始めに引っ越しをしたのだが、今年の初めは引っ越しのドタバタで大変だった記憶しかない。しかし、無事に引っ越しも終え、徐々に新生活を開始していった。まったく土地勘のない場所へ10年ぶりに移ったことは大いに刺激的であり、引っ越し後自転車を購入し、週末の度に様々な場所への探索を繰り返していた。
特に鎌倉は観光地ということもあり、専用の観光本なども出ている。まずはそれを1冊買って、そこに紹介されている場所を片っぱしから攻めてみることにした。
おそらく半年くらいだろうか。そのくらいかけて、鎌倉の観光スポットのメジャーどころは銭洗弁財天を除き、全て巡ったのではないだろうか。


 とにかくクラフトビールにはまる

そして、こちらに移ってしばらくしたところで、近場に良いビアバーを発見する。それが今もなお通い詰めている「No Beer」常時タップが9つ繋がっているのだが、そこの銘柄が非常に素晴らしい。神奈川県付近に多く存在しているブリュワリーから、全国のブリュワリーまで幅広く、クラフトビール界隈のトレンドも知れるので、入り浸っている。


そして、ここで知った鎌倉の新進気鋭のブリュワリーである「Yorocco Beer」ここのビールが非常にうまくどハマりしている。こちらも予定のない週末にはルーティーンとして工場まで買い付けに通っている。

今の行動範囲としては西は茅ヶ崎、辻堂から東は横浜市戸塚くらいの場所までなのだが、この範囲に様々なビアバーや買い付け場所、ブリュワリーがある。この辺の開拓は引き続き余念がないので、興味がある人は是非訪れてみてほしい。

大学教員になってみた

昨年末のふりかえりでは、今年の仕込みとして匂わせていた内容だったのだが、今年の4月に晴れて徳島大学のデザイン型AI教育研究センターの客員准教授を拝命することとなった。

もともと、この大学のセンター長である石田先生はRコミュニティや学会でお世話になっていた方で、最近では瓜生さんがこちらに助教として着任、ホクソエムの人たちが客員准教授として以前招かれていたというような縁から、私も仲間に入れてよというノリでけしかけ、推薦してもらった形だ。

もちろん、ノールックでというわけもなく、きちんと審査もあり、必要な書類や業績などをまとめて提出して、拝命としたという形にはなっている。研究業績はほとんどないが、今の会社での共同研究や出版した書籍などはそれに該当する役割を果たしてくれているだろう。

とはいえ、前半では特に教員らしい仕事は特にしなかった。というのも、大学に実際に行って講義をするという調整をしていたものの、結局うまく調整ができなかったためである。

結果、諦めて先日には研究会でオンラインでの講義を実施した。年明けには学部生向けの講義を担当することにもなっている。あと、徳島新聞社の寄稿枠があり、そこに記事を提供したりもした。

本件とは別に、今年は立教大学でも講義を担当した。12月に講義をして、学生さんからいただいたレポート課題をみて採点して担当の教員に返すという一連の所作を行ったわけだが、教員というものの大変さが色々と経験できるものだった。年明けには東工大での講義も予定しており、この年末年始にある程度プランを立てておかないといけない宿題もあるわけで、ゆっくり休むだけというわけにはいかない。

執筆活動

昨年末に実践的データ基盤への処方箋を上梓したので、今年はお休みと位置付けて、何もしなかった。というと、嘘になる。
まだこれからだが、今新しい共著の企画を進めており、この冬休みに少し担当箇所の企画と簡単な執筆を準備しなければならない。

加えて、以前提供していた寄稿記事が書籍化されることになり、その校正を今しようとしている。こちらは年明けのどこかのタイミングで 告知ができるだろう。

さらに、今、一冊の本のレビュワーにもなったので、こちらもこの冬休みにレビューを行う必要がある。

という形で、前半は大人しくしていたのだが、後半は色々と動かし始めてしまったということで、7割守ったと前述したわけである。


本部長業

本業では本部長の役目を仰せつかって1年と3ヶ月ほどが経過した。昨年のブログや今年の会社のブログでも書いたが、できる施策は色々とやってみた。しかし、プロダクトならまだしも人や組織への影響というものは効果が出るまで時間がかかるということをよく学んだし、こちらの計画通りに全くことは運ばないということも、とても痛感させられた。
マネジメントや経営と言葉では理解していたものの、実際にやってみると、なるほど奥が深い。間違いなく、自分のキャリアの中でも良い経験ができていると確信している。こちらは引き続きやっていく予定だ。

今年もデータ関連のイベントにはいくつか呼ばれて出演した。CARTAさんのイベントでは初めてスタジオ収録型のイベントにも出れたし、TayoさんのイベントではVRアバターとしてサイエンスコミュニケーターの方と対談もできた。

寺田さんのPodcastにも2回呼んでもらって、最近はデータの話よりもマネジメントや組織、教育の話をする人になっていた。
採用などにも関わるので、この辺のイベントは引き続き出る予定で、年明けにもすでに3~4つほどのイベントにも出ていく予定だ。

また、Data Analyst Meetupも3年ぶりに開催して、こちらは久しぶりのオフラインイベントとなった。オンラインでも配信していたので、ハイブリッド開催だが、30名弱とはいえ、会場に人を集めてパネルディスカッションを久々にできたのもよかった。収録音源は白金鉱業Podcastにて流されている。

2022年カタールW杯

4年ぶりの世界最高のコンテンツが、イレギュラー開催で11月〜12月のシーズンで開催された。日本の死のグループの1位通過、ドイツやスペインなどの優勝経験国撃破したことやアルゼンチンがサウジに初戦で負けるもメッシの最後の大会に華を添える優勝を遂げたことで伝説の大会にもなった。また、日本はサプライズの一つではあったが、本命のサプライズはモロッコであり、こちらは結果4位となったが、大躍進となった。最近のサッカーシーンはチェックしていなかったが、今回もほとんどの試合を観戦して命を削りながら興奮してみることができた。
そして、何よりAbema TV様様である。最初はTVでの放送を見ていたが、Popin Aladdin2のアプリでAbemaが入っていることを思い出してから、一転こちらでずっとみることになった。通信上TVと異なりラグが発生してしまうのだが、twitter上の多少のネタバレはあれど、満足のいく観戦体験だった。結果、2000万DAUを超えるものすごいトラフィックをさばいていたようだが、本当にすごいなと思った。これまであまりいい印象はなかったが、完全に手のひらを返しました。次回大会も是非よろしくお願いしたいところだ。

2022年に買ってよかったもの

今年は引っ越しもしたのもあって、多少物入りだったが、そこまで多く買い換えたりしなかったので、家具家電などはそこまでランクインしていないが、個人的に買ってよかったものをランキング形式で書いておきたい

第3位 Kindle PaperWhite


これまでずっとKindleは初代の機種を使っていたものの、最近は完全に文鎮化した。数年前に紹介したが、本は電子に完全に移行し、端末はiPad Proを使っていたのだが、たまの通勤電車で読む際の重さが気になっており、iPad MiniかKindleかで悩んだ末にこちらにした。
今となってはiPadを持ち歩くことはなくなり、外出時の読書デバイスは完全にこちらに移行。さらに休日の持ち出しにも便利になり、外食時の読書もそうだが、お気に入りのビアバーでビールを傾げながら読書をするのがお気に入りになっている。

第2位 Linbuds S


第2位はSonyのLinkbuds S。ワイヤレスイヤホンはしばらくAirPods Proを3年ほど使っていたが、最近は接触不良があったり、初期不良であるノイズキャンセルが今ひとつうまくいかない点などもあり、不満を抱えていたため、思い切って別デバイスを購入。出社時にMtgを重ねると電池が持たないということもあり、冗長構成にするだけでもよしと思ったが、今では完全にこちらが主流となっている。
しかし、BlueToothは規格上仕方ないとはいえ、接続先が1つに絞られるのが、接続したいデバイスが増えていく昨今に悩ましいところではある。オーバーライドをうまくしてくれる規格に出会えたら、速やかに移行したいものだ。

第1位 デロンギ(DeLonghi)電気ケトル


第一位はデロンギの電気ケトル。これまでお湯はやかんで沸かし、ポットに入れる方式を採用していたが、引っ越しを機に電気ケトルへと移行。デロンギはコーヒーメーカーのイメージが強く、毎朝コーヒーを飲むために注ぐ注ぎ口のあるものが良いと思って、こちらにした。
あれから1年ほど経つが、この電気ケトルを使わない日はないと言っても過言ではないくらいの大活躍ぶりだ。コーヒーもスタバのドリップを飲むことが多くなったのは、この電気ケトルが故というところもある。満足度の高い買い物だった。

次点 養命酒


健康にも気を使わなければいけない年頃になったのだが、フルリモート生活も長くなり、慢性的に運動不足になりがちな今日この頃。運動をすればいいのだが、なかなか出不精なので、それもうまくいかない。ということで、交感神経と副交感神経をうまく刺激しながら良い状態を保とうということで、始めたのが養命酒生活。一日一回夜に寝酒として、ソーダ割りで飲むのが習慣になったのだが、これは割と続いている。養命酒も薬草酒の一つであり、一時期北欧のハーブ酒にはまっていた私の舌にもすんなりと馴染んでくれた。
効果のほどははっきりとはわからないが、これを飲み始めてからこれまで、特に体調が悪いような日はないので、継続的に続けている。

来年に向けて

だいぶつらつらと書いてきて長くなってしまった。そろそろ来年に向けた目線を向けていこう。仕事の方は今の抱えているものを引き続きやっていく予定だ。上期はそんな感じなので、下期からは色々と動かしていきたいなと思っている。
加えて、体力低下が著しい。引っ越し前まで毎日の夜RUNの習慣があったんだが、それが途切れてしまったので復活したいのと、縄跳びを買って近場の公園でやるというのを習慣化したい。
おそらく、来年の年末には引っ越し先を検討しないといけない時期なので、鎌倉に残り続けるのか、新しい土地に出向くのかを考えながら1年を過ごしていきたい。
仮に別の土地に行くなら、福岡などは良いのかもしれないと思ったりもしている。もちろんそれだけが候補ではない。
気力・健康を維持しながら過ごしていければ良い一年になるだろう。それでは良いお年を。

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