書いてなかったので、ブログに書こう。
Gene Mapper
知人に紹介してもらって、SF好きにはもってこいとのことで、Kindleで読んでみた。どうやらセルフパブリッシングで反響を呼んだ作品を書店が編集し直したもののようである。
舞台は近未来。
概要を引用しよう。
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拡張現実が広く社会に浸透し、フルスクラッチで遺伝子設計された蒸留作物が食卓の主役である近未来。遺伝子デザイナーの林田は、L&B社のエージェント黒川から自分が遺伝子設計した稲が遺伝子崩壊した可能性があるとの連絡を受け原因究明にあたる。ハッカーのキタムラの協力を得た林田は、黒川と共に稲の謎を追うためホーチミンを目指すが‥
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最近ではGoogle Glassも出て、拡張現実はまずますメガネ型のものであることが具現化されて来ているが、本書ではさらに網膜に近いコンタクト型のAR世界が描かれている。構想自体はすでにあるので、珍しくはないが、その描写に舌を巻いた。
また、本書はバイオインフォマティクスの内容を多く取り入れていることも興味深い。あまり馴染みはないのかもしれないが、1サンプル200GBの遺伝子構造を持つという内容が出てくるのだが、これは非常に興味深いところである。
マイクロアレイだと容量的にはどうなのだろう。バイト演算で試算してみようか。
アバターに関する記述も興味深い。
プログラムにおける浄化作用設計の組み込みという、あまり意識したことのない点も興味深い。基本、ゴーイングコンサーンな視点で設計される事も多いので、自立型のプログラムもといAIには必要な視点であるかもしれない。
物語も総じてスリリングに進行するし、SF好きにはホントにもってこいな内容であると言える。
こういう作品、もっとたくさん読みたい。
★5つ!ハヤカワさん、次もよろしくです。
2013年7月20日土曜日
2013年7月19日金曜日
流行りのデータサイエンティストについてちょっと書いてみる
最近、突如として世間(ごく一部ですけど)をにぎわすようになった「データサイエンティスト」ですが、みなさん、色々と煽りに煽っているようなので、ちょっと僕も書いておきたいと思う。
まあ、名に恥じない様に、データから論拠をとりたいと思いますね。よくわからない根拠の数字が氾濫しているので、そういうのは放っておきます。
最近ではNHKやテレ東のWBSなどのマスメディアで取り上げられるなどのお祭り騒ぎな「データサイエンティスト」なのですが、本当に知名度は上昇しているのでしょうか?
また、それっていつくらいからなんでしょうか?
参考リンク
クローズアップ現代
ワールドビジネスサテライト
今回は、僕がよくお世話になるGoogleさんのGoogleトレンドの検索キーワードの時系列からその流行り具合を引っ張ってみたいと思います。
期間は2011年から直近までで指定しています。
これを見る限り、完全に2013年から突如、注目度が増してきたということがおわかりですよね。やはりTVの影響力が大きいのか、直近1か月の検索数の伸びは半端ない。
なるほどね。
でもでも、データを活用してどうこうって国内だけの問題でもないので、世界的な潮流はどうなんでしょうね?
というわけで、「Data Scientist」で同様の期間を調べてみたらこうなりました。
国内とは違って継続的に伸びてきていますが、最近ますます注目されてきている感じですね。
やはり、今後10年でSexyな職業であるStatistician由来の職であると言えそうです。
人材不足の懸念とかみんなでワーワー騒ぐのもいいですけど、Web情報も整理すれば色々なことが見えてくるので、まずはその辺からコツコツとやっていけたらハッピーな方向に進んでいくんじゃないんですかね?
a great journey of a thousand miles begins with a single step! by Tetsuro
sincerely.
まあ、名に恥じない様に、データから論拠をとりたいと思いますね。よくわからない根拠の数字が氾濫しているので、そういうのは放っておきます。
最近ではNHKやテレ東のWBSなどのマスメディアで取り上げられるなどのお祭り騒ぎな「データサイエンティスト」なのですが、本当に知名度は上昇しているのでしょうか?
また、それっていつくらいからなんでしょうか?
参考リンク
クローズアップ現代
ワールドビジネスサテライト
今回は、僕がよくお世話になるGoogleさんのGoogleトレンドの検索キーワードの時系列からその流行り具合を引っ張ってみたいと思います。
期間は2011年から直近までで指定しています。
これを見る限り、完全に2013年から突如、注目度が増してきたということがおわかりですよね。やはりTVの影響力が大きいのか、直近1か月の検索数の伸びは半端ない。
なるほどね。
でもでも、データを活用してどうこうって国内だけの問題でもないので、世界的な潮流はどうなんでしょうね?
というわけで、「Data Scientist」で同様の期間を調べてみたらこうなりました。
国内とは違って継続的に伸びてきていますが、最近ますます注目されてきている感じですね。
やはり、今後10年でSexyな職業であるStatistician由来の職であると言えそうです。
人材不足の懸念とかみんなでワーワー騒ぐのもいいですけど、Web情報も整理すれば色々なことが見えてくるので、まずはその辺からコツコツとやっていけたらハッピーな方向に進んでいくんじゃないんですかね?
a great journey of a thousand miles begins with a single step! by Tetsuro
sincerely.
2013年7月6日土曜日
リテール金融のチャネル革命-ソーシャル時代の支店のあり方を読了!
FIBCを主催する電通国際さんがブレッドキングの本を訳した内容。
イノベーティブからはほど遠い日本のリテール金融業界には大変刺激的でよい内容であると思う。
個人的にもMintの話が出て来たりと、かなり関連性が高い(今となっては昔のことだが)内容もあり、満足のいく内容だった。
ブランチの話がかなり辛辣に語られているが、内容は至極ごもっともで、時が経つと如実にその効果は出てくると思う。
やはりリテールは金融界のヒエラルキーでは最下層であるが故に、最もイノベーションが起きづらいのではないかと思う。
マーケットに絡んだ人間はリテールに下ってくる事がないし、優秀な人間もマーケットを目指す。
ここに対する試金石はおそらく内製は不可能で、サードパーティが関与して行く事で生み出されて行くのではないかと思う。
個人的には、ファイナンシャルリテラシーの底上げに関するベンチャーに大変興味がある。その辺を構想として練っていきたいかな。
■目次
第1章 過去にしがみつく企業は生き残れない
第2章 加速する技術の定着スピード
第3章 スティーブ・ジョブズが銀行に与えた影響
第4章 ネット関連のイノベーションに対する莫大な投資
第5章 顧客行動と銀行サービスの広がるギャップ
第6章 銀行が信頼を取り戻す日
第7章 ソーシャルメディアによって非難にさらされる金融機関の収益と無駄
結論 銀行が学ぶべきこと
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