第1回未来予報会議 「いま重要なのはテクノロジーか ビジネスモデルか」
イベント概要
2012年12月 東大発のロボットベンチャーSCHAFTがGoogleに買収されたニュースは衝撃をもって迎えられた。それは、かつて技術立国を標榜した日本が、自ら生み出した技術の価値を見定めることができないほどに凋落してしまったことが露わになった瞬間であったからである。
「課題先進国」と言われるほどに様々な難題が積み上がった日本において、テクノロジーによるイノベーションがもたらす意義が大きいことは疑いない。
では、かかる惨状を前に、我々はいかにあるべきなのだろうか。この未来予報会議では、全6回を通して、こうした問題を考えていきたい。
第1回は「いま重要なのはテクノロジーか ビジネスモデルか」と題し、前述のSCHAFTをエンジェル投資家としてサポートしていた 鎌田氏と、これまで最も難易度が高いと言われていた研究機関からのシーズを多数IPOに導いてきた野村證券 小南氏を交えて議論していきたい。このようなテーマだった。
ファシリテーター含め、みなさん現在はベンチャーを応援する投資家として活躍されているので、技術の話と言うか経営や組織の話がやや多かったかなという印象。
でも、こういう話はなかなか聞けないので、よい刺激となった。
懇親会で何人かとお話したけど、吉沢さんの周りに集まる方は刺激的な方が多く、いいインスピレーションを得られた。
以下、参加メモ
■未来予報会議
「いま重要なのはテクノロジーか ビジネスモデルか」
宇宙を見るのに水が邪魔だからチリに行く(5000M)
水蒸気の分布図があれば竜巻が予測できる
大学発ベンチャーの難しさ
論文書かないといけない 論文数が成果
→社会問題の解決にならない
おいしい料理にしないといけない
繁盛するレストランを作らないといけない(経営者)
若い技術者を経営者に育てるか?外からつれてくるか?
研究者として中身がわかってるが、経営の経験を積みたい人がいれば。。
人・モノ・金の順番で見るし、相性が合う人とやる
デュポンの話。シーズじゃなく、ニーズじゃなくウォンツを捉えるか、作っていくか。
成功事例は結果論。失敗例の方が面白い
失敗の理由
1、人の問題:若いスタートアップ;天狗になっちゃう時、危機のときのレジリエンス
2、テクノロジーの問題;どんなテクノロジーも賞味期限がある。始めは先進性ある
だんだん思い通りにいかない・思い入れ強いとやりつづけちゃう。
ピボットできない。見切って伸びてる方に投資する。撤退の判断
両立性はないのでは?(人への配慮と研究のとんがり)
なんでもできる社長がある規模になると、そこがボトルネックになることが最初のチャレンジ
信頼し合える3人が一番良い?バランス的に。
出資の話。(株の分配とか)組成と経済リターン
世の中の変化のスピードが速いので、どうすれば?
→いずれ来る未来だとすれば、時間の問題
いずれ来る未来が来ないだけで、来ると信じられてれば、技術を磨き、投資もする
→代替案が出てしまえば手じまう
モノは変わってしまう。変わった時、新しいものを持って来れるかどうか
(だからモノにこだわらない)
組織の大小の軸、成長スピードの軸、本題の絡み?
投資するのはリターンを求めなければならない。でも、応援はする
例、スケルトニクス:1台売れたから1年食える(1歩1歩やってる)
最新のビジネスモデルを知った最新のテクノロジー
シュンペーターの新結合:何かと何かを組み合わせた時の断層
ポッと出てきて、圧倒的なシェアを取ってしまえば、うまくするのは後からついてくる
理系の追求と金の関係? 今やってるのはGoogle
賞味期限ののばすことより早く実現することを考えるべき
スケジュールされた参入(電力自由化)は大手資本が強そう。 ゲームチェンジ
→逃さずうまく波に乗る
法整備されてないとやっちゃダメ(日本) アメリカはそうじゃない
ゲノムとか個人情報とか あと医療機器などの認可系
DMM.makeのkickstarterみたいの
オフィスなくてもアイデアとエンジニアでビジネスできる
スマート**が有象無象
大企業で新しいものを進める 時間かかる
スモールスタートでできれば。ベンチャーにやらせておいて、コラボする方が早い
30代の大企業のエースはカーブアウトしちゃえばいいのだが。。
リスクを多少負わないと
大企業のメリットがない。(欧米では買い戻しできるやり方ある)
人間の進化と人工物の進化?
シンギュラリティの件はならない。推論などは上回るが。。
自己の境界が曖昧になってくるのでは?
義足に関するテクノロジー(傾きを変えるテクノロジー)