最近、すごくもやもやと感じることがある。
先進国となって久しい日本国において、どういう課題があって、どういうことが求められているのかということだ。
マズローの欲求五段階説のフレームワークを使えば(この時点で思考停止かもしれないが)、生理的欲求や安全欲求は今の社会で満たされているだろう。
社会性欲求以上が強いて言えば求められるのかもしれない。
承認欲求を満たす事ができるのが4階層以上だと思うのだが、これって、今あるサービスでもけっこう満たす事ができるし、満たそうと思って満たせる代物でもない。
いちサービスでそれが満たせるのか疑問。
No,1じゃなくてもいい。オンリーワンであればいい
というのは懐かしいフレーズだけど、テクノロジーの進歩に伴ってOne-To-Oneのアプローチが理論上は可能になったとはいえ、サプライヤー側の陳列が不可能だ。
やはりセミオーダー形式じゃないと個々のニーズは充足できないだろう。
今はIoTやウェアラブルなんかが流行り始めているけれど、テクノロジーの進歩とともに進む人というのは年々減っている気がする。
というか、かなり間延びしている気がしている。
結局、どれだけテクノロジーが進歩しようとも使い手が進歩しないのであれば、宝の持ち腐れだ。
ジェフリー・ムーアのプロダクトサイクル理論やロジャースの普及理論でよく使われるキャズムの図だ。
言うてみれば正規分布。
このフレームワークは使いやすいし、かなり現実味を帯びているので、いいのだけど、
世の中正規分布に従わないから、個人的にはいつも疑問に思う節がある。
多変量正規分布でノンパラベイズ化すると、現実っぽくなるのだろうか。
N次元のNが相当難しいなぁ。
相互作用とかもはや不可能だ。
ビジネスとして成立させるにはやはりマスを握らなければならない。(toCの場合)
と考えると、やはり相応のものという観点が重要か。
この辺が自分の思いとのジレンマが出たりするので、日々迷うところではある。
あと、スマートフォンが瞬く間にフィーチャーフォンにとって変わった訳で、そんなデジタルコンテンツを輩出しているわけだが、リアルの消費に比べると、やっぱりパイが小さいんだろうなぁ。
電子本とか読んでいても、アフォーダンス的に限界があるように視覚野にだけ刺激を与えるのだけではダメなんだ。脳の報酬系を刺激するにはやっぱり五感を刺激しなければならない。
ここはまだまだ研究が進んでいない観点でもあるし、引き続き行動計量的な研究は進んでほしいが、そろそろこういったデータをどういう形式でどのように取るかという議論がしたい。
データフュージョンとかその辺けっこう見据えているブームだと思ってたんだけど、あんまり流行らず、因果推論系に流れたかな。
M2Pのシステムの場合、定量的に評価しづらいけど、リテンションで定量化できそうだから、その辺の汎化性能とか考えているとフィルターバブルと同種の問題にたどり着くのだろうか‥
よくわからん。
あと、いわゆるオントロジー的な意味的まとまりをどうにか生成したいのだが、何かいい方法はないのだろうか。
こういう座組がきちんとできてくれば、それを元にして新しい事が考えられる気がする。
うーん。やっぱりそろそろマーケットインではなく、プロダクトアウト回帰なのかもしれない。
景気循環論のように大体のものには波があるから、一度揺り戻しがあっても不思議じゃないからなぁ。
徒然にまとめる必要もなく、ただだらだらと思考を書きなぐってくという作業を最近は全然行っていなかったので、たまにはやろうと思った次第。