ちょうど、REITについて知識を入れたかったので、読了。
先日のJ-REITファンに参加するための予習みたいなもの。
J-REITファン
全般的にREITに関する内容が書かれていて、とても良かった。
下記の目次の内容を見ていただければそれは伝わるだろう。
第1章 不動産証券化の歴史 第2章 不動産証券化の仕組み 第3章 不動産証券化に係るテクニックとインフラ 第4章 不動産ファンドの動向(1)――私募ファンド 第5章 不動産ファンドの動向(2)――J-REIT 第6章 不動産ファンドの動向(3)――オープンエンド型ファンド(私募REIT) 第7章 不動産証券化を支える法制度 第8章 オリジネーターから見た会計上の留意点 第9章 不動産投資を理解する判断指標 第10章 不動産証券化のケーススタディ 第11章 欧米に学ぶ不動産証券化の問題点 第12章 不動産の環境対応─―環境配慮型不動産
主に良かったと感じたのは、不動産証券化における仕組みでAMやPMに関する役割を知れたことや、SPCの役割や目的、資金調達手法のそれぞれ(エクイティ、デットなど)を理解できたこと。
私募REITに関しては当初は目論んでなかったが、意外と色々知れて良かった。
あとワールドREITに関しては法整備の関係上、投資対象が少し異なることもあることがわかったのも良かった。
あとは9章の判断指標。これが最も知りたかった。忘れないように単語だけメモをしておく。
■収益率をチェックする指標
- キャッシュフロー
グロスキャッシュフロー
純収益
NOI(ネット・オペレーティング・インカム)
NCF(ネット・キャッシュ・フロー)
- キャップレート
- IRR (Internal Rate of Return)
- 不動産投資インデックス
■価格の妥当性を検証する方法
DCF法
■投資の安全性をチェックする指標
LTV (Loan to Value)
DSCR (Debt Service Coverage Ratio)
イールド・ギャップ
リスク・リターン
最近はシェアリングエコノミーも普及しているし、証券化においてはもっと深化させて理解していきたいと思う。
本書は良書だった。