2018年12月31日月曜日

2018年を振り返り、来年の目標を立てよう

2018年も間も無く終了するので、濃密だった今年を振り返って来年の学びにつなげたい。

様々なイベントがあった

  • 転職
    • キャリア初の肩書データサイエンティストとなった
    • 教育業界について
  • 初めて本を出版してみた
    • 関連していろんな施策をやって楽しんだ
  • イベントを色々やった
    • Data Analyst Meetup Tokyo
    • Machine Learning Casual Talks復活
    • SSPSザーユー会の復活
    • 母校で講義した
    • 場づくりの挑戦
  • 働き方改革をしてみた
  • ロシアW杯
  • 色々と食べ歩いた
  • 2019年の目標

転職

もう5社目になるので、転職自体に今更新規性はない。が、昨年のちょうど今頃に初めて今の会社に面接で来たことを考えると、隔世の感は強い。
転職自身も実は今回初めてやってみたこともあり、3~4社並行稼働をした上で、良いオファーをいただけて、今の幸せな環境に身を置いたので、控えめに行って大成功だっただろう。
お断りしてしまった企業の方々にも非常によくしていただいたので、心苦しいが、いろんな恩返しの方法があると思うので、それはそれとして活動している。

キャリア初の肩書データサイエンティストとなった

今回、環境を変えるにあたって、データサイエンティストを名乗ろうと思った。今まではディレクターやプロダクトマネージャー的な感じだったが、そもそもそれを名乗っていた目的は事業会社の中でデータ分析を行うことの浸透化が目的だったからであり、DAMTなどの活動も含め、一定層浸透してきたと判断したため、そちらの目的は果たしたと考え、きちんと肩書を持つことにより、自分のキャリア形成を図ろうと考えたためだ。また、大規模サービス、中堅サービスのグロースや機能開発、0⇨1における新サービス開発のDevOpsを一通り経験することができ、プロダクトライフサイクルの端々を効率的に経験できたため、経験データ収集に関しては一通り満足できた。唯一、ハードウェア開発はやろうと思ったが、頓挫してしまったのだが、だいたいの工程は把握しているので、いったん良しとした。
奇しくもこの新業種はまだ新種の分類であるが、今後の産業界のキーとなる職種だとも考えられているため、やりがいはありそうだ。

教育業界について

最初は色々とキャッチアップするので大変だった。何回転職しても会社に慣れるのは少し時間がかかるものだから、3ヶ月位は順応期間だったかな。走っているプロジェクトと業界環境の理解は頑張った。特に2020年に大きな教育改革があり、高校始め義務教育などに到るまで大きな変更が待っており、そこに業界が適応するための真っ最中だったことも、情報取得にはある意味では役に立った。
新環境に身を投じるという点では、すでにクックパッドで経験済みだったので、見通しはよかったが、当時よりデータ環境がよくはないので、アプローチは別に行う必要はあったが、概ね問題ないだろう。
この業界における古典理論や教育に関する理論仮説などはなかなか傾聴しがいがあり、非常に面白い。ここで吸収したものはいずれ私の活動に発露されていくだろう。

初めて本を出版してみた

今年の一番インパクトがあったのはこれだろうな。
詳しくは会社の方のブログに書いているので、そっちを参照

2017年にしらたまをリリースした際に、イニシャルでのインパクトは重要だということはよく知っていたので、出版時の仕込みは色々とやっておいてよかった。原稿を書いたり、校正をしていた時は本当に辛かったけど、どうにか乗り切って見えた景色が楽しかったので、終わりよければ全て良しでめでたしめでたし。
本の企画にも携われたのは大きい。昔フリーペーパーの発刊などはやったことがあったから、刷る工程などは知っていたが、その上で編集という出版の一番の醍醐味を主体的にできた経験はいずれ活きるだろうと思っている(活かすつもり)
最近は箕輪さんとか前田さんとかがすごくバズっていて、やっぱすごいなと思う。けど、そんなに遠いところじゃないという気持ちも持てたのは大きい。

イベントを色々やった

Data Analyst Meetup Tokyo

今年はFiNCさん、エウレカさん、ビズリーチさんで3回開催した。そもそも最初から全部参加していたし、昨年のVol.4@DeNAでは登壇もしていたわけだが、今年からは運営で参入。初回のFiNCさんとエウレカさんでは司会業をこなした。
FiNCでは大阪ガスの河本さんという大物を招聘できたし、学びも多かった。五十嵐さんも加入し、私の加入の経緯もあって、ここから登壇者や会場提供者が運営に加わるムーブメントが起こった。
Slackも導入したことで、より参加者の満足度や交流もよくなったように感じる。LT連発の回を提案してみたら通ったし、そのおかげでいろんな知り合いができたのもよかった。

Machine Learning Casual Talks復活

3年ぶりに眠っていたMLCTがリブートすることになった。きっかけはMLSEという機械学習工学研究会というイベント(私も参加していた)に有賀さんが登壇していて、そこでメルカリの上田さんと会ったことがきっかけ。
6月ごろに恵比寿で小宮さんも含めた運営メンバー4人で打ち合わせをして、リブートが決定した。実質上田さんが千人力で登壇者インバイト、会場運営、スポンサーなどをやってくれているので、僕らは細々したお手伝いという感じだが、お休み中に開催されていたMLOpsなども最近はなりを潜めているので、良い補完関係ができているんじゃなかろうか。次回も年明けにやることが決定している。

SSPSザーユー会の復活

これまた懐かしいイベントだが、私がこの業界に顔を出すきっかけとなったイベントであるSPSSユーザー会の裏番組イベントが5~6年ぶりに開催となった。
きっかけはbob3bob3さんがFacebookの過去こんなことがありました投稿で当時の会の写真をシェアしていて、そこに秋山さんが絡み、呼び寄せられたという顛末だ。
GMO Yoursさんには色々と迷惑をかけた気もするが、総勢15人のLT大会で新たな繋がりができた。正直私は司会でいっぱいいっぱいだった。まあ、楽しかった。
あと、衝撃なのは真の主催者である中川さんが欠席したことだった。

母校で講義した

教育業界に入ったこともあり、大学時の師匠と夏に同期で飲んだ時に、何か関連するかもしれないので、提案などさせてくれと頼み込んだら、気づけばオープンセミナー講師として招聘されることになっていた。
大学側も今はデータサイエンティスト育成の責務もあるようで、現場でどんな感じなのか気になっているようなので、学生だけでなく教授陣も5~6人やってきていた。30人くらいの演習室だったが、とりあえず満員御礼だったのはよかった。90分フルでしゃべってしまったが、なかなか疲れた。まだ経歴が浅く、引き出しが浅いのを痛感したので、もう少し引き出しを増やそうと思った次第。

場づくりの挑戦

イベント系は基本的に運営を手伝うケースが多い。DAMTしかりMLCTしかりだ。
また登壇依頼の引き受けも同じような試みだと思う。
なので、来年は0から場づくりをしようと思って、この年末にData Pipelie Casual Talkを立ち上げた。もちろん業務上必要だということもあるが、コミュニティマネジメントを1からやることで見えてくることがあるからだ。この経験が今後の教育業界においても実はものすごく重要なファクターとなる未来が見えているので、ある意味でのドッグフーディングでもある。

働き方改革をしてみた

転職したりなんだりで、時間があった時期もあり、その時にヘルスケア系の仕事を少しリモートで手伝っていた。今はもう終了したが、リモートで色々とやる仕事の難しさ、Mtgの同時性を担保する難易度を経験できてよかった。普通に会社の場ってのは貴重なんだ。
あと、秋口頃から、某社の技術顧問を引き受けてひっそりとやっている。技術分野は得意な人は他にもいるので、私は主にマネジメントとかビジネス面でのサポートだったりする。ここは試行錯誤中なので、特に語るあれもない。
あと、ZDNetに寄稿をかれこれ4年していたが、今年は担当編集の移籍に伴いビジネス+ITに寄稿先が変化した。今年は1本しか書いてないが、今後どうしようかはまだ思案中。

ロシアW杯

今年は4年に一度のサッカーW杯が6~7月にかけてあった。非常に熱い試合の数々でとても良かった。私も観戦率を60%以上キープすることができ、前回のブラジルW杯の実績を保てて良かった。これも日々KPIをチェックし、頑張れたことも大きいが、事前に全ての予定を自分のiPhoneにスケジューリングしておき、あらかじめFootballistaの選手名鑑や招集メンバーの所属クラブなどから自分の気になる選手やチームを把握し、事前に観戦の取捨選択ができたのが大きいと思う。最終的に振り返りを行ったのだが、Google Datastudioでダッシュボード化して、それらを見ていると、達成したい気持ちが現れてきたものだ。
前回大会でもフランスの躍進を予想してたが、今回の優勝は盤石だった。レ・ブルーは8年で黒書からの失敗からのレジリエンスを果たした。次回も同じ施策でKPIを観戦率60%目標にしたい。

色々食べ歩いた

これまではずっと寿司屋開拓をメインに、会社でのしゃぶしゃ部、SAKE部の開拓にとどめていたが、今年はそれに加えてカレー(壁外調査+α)とうどん、Vipであるにくがとうに通うという形でよく開拓したように思う。
うどんはカレーの縁であった井上こんさんが小麦の違いでこしが全然違うと話していたのをきっかけに食べ比べなどにも参加した。人と食の縁はとても貴重なので、今後も継続していきたい。

ちなみに昨シーズンの滑走実績は9日だった。今シーズンは暖冬の入りもあったが、ここ最近で雪はだいぶ降っているみたいなので、1~2月で挽回していきたいが、ちょっと業務+イベントなどが忙しく、都合がつかないかもしれない。

とにかく濃密な1年だった。振り返ると様々なチャレンジがあった。ここに書いてないこともたくさんあるが、今までで一番長い1年だった気もするので、総じて良い年になったのではないだろうかと思う。

2019年の目標

来年は少しギアを落として、着実に徳と実績を積み上げていく年にしたいと思う。

というわけで、来年は今年蒔いた種を継続的に育てることや、新たに種まきをもう少しすること、今伸びている芽を引き続き伸ばし続けることを念頭に、コツコツをテーマにして励みたいものである。
新しい環境はやはり自身の成長におけるものすごく良い変化であり、今もなお、それを実感できている。個人的には経験習得効用限界の法則で1年半くらいでサチる傾向にあるが、今はそれを見越して分散経験ポートフォリオの種を蒔いているので、もう少し延命できるんじゃないかとも思う。が、それは来年の振り返りまでのお楽しみに。

それでは良いお年を。

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