2009年11月22日日曜日

「Webからの知の構造化」

橋本さんの講演に続いて、東大准教授の松尾氏による成果報告。

タイトルの通り、知の構造化について、最近の研究ではtwitterやmixi、YouTubeなどが題材にとられているのですね。
個人的には、web2.0ツールってどうも、遊びに関するツールなイメージが強くて、フォーマルな場やオフィシャルな場でこのように、真面目に取り上げられるのが、少し抵抗感がある。

このステレオタイプは俺だけではないだろう。。。(おそらく)

とりあえず、准教授だけあって、プレゼン力はいまいちでしたが、具体的な研究結果はなかなか興味深いものもありました。

1、ネット口コミ選挙の調査
2、twitterの地震分析

この2つがその例。2に関しては、個人的には、あまり有用ではないと感じています。すでに、地震については、このような速報性は、公的な機関がやっており、twitterのリアルタイム性の親和性には納得がいくけど、いわゆる意図せずやってくる災害に対するレスポンスには適さないと思う。

しかも、つぶやきの統計バックワードでの推定でも、震源地の推定はできているという結論だけど、別に震源地を推定することのために、このツールを用いるのではないのだから、ねじれを感じました。

さて、1に関しては、「口コミ係長」というサイトで、先日の選挙(民主圧勝)の的中率をやったことでした。
これはオバマの台頭がwebによるものだったことを受けて、行った施策のようだ。

新聞の的中率との比較などは非常に興味深かった。

新聞社のビジネスパラダイムを変え、経営資源をwebに傾注させるくらいのインパクトではないが、可能性は感じさせるものだ。

次回の参議院選挙では、もう少し色々な試みがなされるのだろうか。
ぜひリアルタイムでの参加をしたいと思う。

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