2016年8月7日日曜日

殺戮にいたる病を読了した

殺戮にいたる病 (講談社文庫)
我孫子武丸さんといえば、サウンドノベルシリーズでのかまいたちの夜が邂逅だった。
彼の紡ぐ物語はどこか戦慄させながらも話を進めさせる強制力も持つ不思議な力を持つと思っていた。

読みたいと思っていた彼の伝説的な作品をついに読了した。
タイトルの所以はキルケゴール。賢明な皆様には周知の作品。

結論から言うと、戦慄したというのが正直な所だ。
こんなにもスムーズに2周目に進めさせる小説はない。
内容も時にグロテスクな表現が多く、みなに進められるかといえば、そうではないが、これは大変に素晴らしい傑作であると思う。

正直、グロ描写が繰り返されていた時、読むのを離脱しようとも思ったのだが、そのリフレインの効果も見越して徐々にそういったところも減っていく様も見事である。

こんなにしてやられたのは久々なので、筆が踊る。

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