2018年8月19日日曜日

酒井宏樹の「リセットする力」を読了


現在、オリンピック・マルセイユに所属する右SBの酒井宏樹の書籍があったので、何気なく手に取った。
元々のキャリアは柏レイソルのアカデミーからトップチームデビュー。その後頭角を現し、ドイツのハノーファーを経て、現在のチームに流れ着いている。

日本代表でも先日のロシアW杯でも活躍していた。
そんな酒井のエッセイ的な書だったので、どんなもんかと思っていたが、物凄く良かった。
比較的、試合の中でも冷静にプレーをしている印象だったが、本書を読んでいると、適切な準備をし、客観的に戦術、戦略を練り試合に望んでいる印象だ。
特に現在はリュディ・ガルシア監督の指導のもと、戦術的にも大きく成長を遂げている印象だし、リーグアンでのプレーによって、選手としても成長しているようだ。
自身の経験をもとに、日々の心がけなどを記した本書は普通の人に取ってもおおいに参考になるだろう。

<目次>
第1章 心を強くする
◇「不安は妄想」と割り切る
◇プレッシャーは「受け止める」ではなく「受け流す」
◇「否定」ではなく「尊重」から入る
◇「怒る」のではなく一緒に「解決の道」を探す ほか

第2章 不安を遠ざけ自信を深める
◇最強のストレス解消法「よく笑い、よく眠る」
◇無理に自分を変える必要はない
◇やらない自分を正当化する言い訳をしない
◇ミスをした仲間も自分も否定しない ほか

第3章 切り替える
◇大事なときこそ、あえてリラックス
◇調子が良いときほど周囲に気を配る
◇「新しい」は「楽しい」
◇「自分らしい生き方」にシフトする ほか

第4章 勝負に強くなる
◇誰かのために強くなる
◇「実力不足」と「準備不足」の違いを見極める
◇運を味方につける方法
◇自分の住んでいる土地や街に愛情を持つ ほか

第5章 僕が僕であるために
◇「慌てない」「冷静」「リラックス」の流れを意識する
◇すべてのチャレンジは、どんな結果が出てもポジティブである
◇新しい学びは「未来の自分への投資」と考える
◇日本人としての誇りを胸に ほか

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