2023年12月31日日曜日

2023年のふりかえり

毎年恒例の年末のふりかえりの時期がやってきた。今年はクリスマスの時期から年末年始の休暇に入り、明けは成人の日の後からというスケジュールなので、無敵の17連休中です。対戦よろしくお願いします。

しいたけ占い

昨年のふりかえりにも書いたんだけど、しいたけ占いを相変わらずの指針としている。が、Vogue Girlという媒体が終了となったことに伴い、過去の占い記事が消失。一時はどうなることかと思ったが、作者が自らホスティングして再開の運びとなったので、ホッとしている。
それに伴って、今年の上期の占いは見返せないのだが、まあそこは仕方ないだろう。

2023年下半期のふたご座の占い

今年の下半期の占いはこちらなのだが、今年もまた自分の境遇と近いことがけっこう書かれており、舌を巻いた。仕事の方で、8月から自身の管掌範囲がデータ・エンジニア組織だけからデザイナー、ディレクター、コンテンツ、プロダクトマーケティングなどのプロダクト全般の範囲に広がったこともあり、毎月の引っ越しのような時期みたいな表現が非常に刺さるものがあった。

プロダクト本部の誕生と組織変更の狙い

予見していたものではなかったので、これもまた偶発性理論の信奉者である自身のスタンスとマッチしているなぁと思いつつ、8月から10月末くらいまでの最初は非常に大変だった。具体的になにが大変とかではないのだが、自身の専門ではない分野への関心の広がり、そこにおけるさまざまな課題や問題に向き合うことで、自分の認知負荷量が限界にきていたこともある。

引き受けた時にはこうしたことをあまり考えておらず、わりと安請け合いしたことを呪ったものだが、今となっては少し慣れてきたこともあって、落ち着きを取り戻している。

また、11月が一番ラッキーな時期だったのだが、それもけっこう符号することがあった。今年コロナが5類に移行したことでさまざまなイベントが戻ってきたり、日常に回帰があったのだが、メンタル的にはまだ引きずっていて、それが完全に切り替えられたのが11月でもあった。

そんなこんなのバーナム効果もあり、今後も引き続きしいたけ占いさんにはお世話になろうと思っている。


本を2冊出版した

昨年はなにも本を出さないぞ!と高らかに宣言をしていて、実際にそうなったんだけど、後半くらいから執筆はやっていて、今年は2冊世に出すことができた。


データ分析失敗事例集は、もうなくなってしまった会社の時の案件での事象をかぎりなくノンフィクションに近いフィクションで書いていて、筆を取った時は書き上げるのが早かった記憶がある。実は執筆自体は昨年に終わっていて、校正や編集などが少し残っていたくらいなので、そんなに苦労したこともなかった。実際に、多くの著者がエピソードを共有してくれていて、内容も面白いんだけど、出版後に打ち上げで編集者含めてお話しした時も面白かった。次なる企画も始まったりしているので、ここは今後も楽しみ。

データで話す組織の方は11月に出したこともあって、絶賛プロモーション中。これはAI・データ分析プロジェクトのすべてを書いた著者人が再度集合して、より前段のデジタライズフェースまでを入れた書籍にしようと狙ったもの。最初DX本って話もしていたんだけど、世の中にDXが溢れすぎたのと、バズワードで旬が過ぎ去ったのもあって、タイトルを変更して、このようなものになりました。

これで5冊目になるんだけど、今回初めてやってみることが2つある。一つ目が書店にPOPを書いておいてもらうことをやってみた

実はもう一バージョン書いてあるんだけど、まだどこに配置されているかを把握できていない。もしかしたらないかもしれない。

もう一つは地方の書店トークイベント


これは年明けになるのだが、大阪梅田のはすでに出ている通りで、2月には博多でも実施する予定。告知はまた追って出します。

そんなこんなで楽しみつつ、書籍を出してプロモーションできたので、今年はまずまずの活動だったとしている。

鎌倉に引っ越して2年が経過する

昨年、ふりかえりでも書いたけど、鎌倉市民になってまもなく2年が経過しようとしている。
家の更新の知らせも来ているのだが、結論から言えば、まだここにとどまろうと考えている。
昨年は初めて来た土地、観光地でもある鎌倉を十二分に堪能している様子をお伝えしたのだが、2周目にも入ると、様相が変わってきた。行くべきところはほとんど行き尽くしたこともあり、リピートする箇所のフォーカスがあたるようになったのが今年だった。
結果として、いくつかの店に完全に常連となって、スタッフにも覚えられたり、そこに通う常連さんたちとも仲良くなって、コミュニティがものすごく広がった。

昨年どハマりしたクラフトビールは引き続きNo Beerという店で飲み続けている。今年の7月に一番仲が良かったスタッフが辞めてワインのインポーターに転じたこともあり、通うかどうか悩んだんだけど、結果的にこれまで以上に足繁く通っている。
さらに地元のブリュワリーであるYorocco Beerが鎌倉の由比ヶ浜通りにある笹目座に待望のPubをオープンしたことで、ここにも通うようになった。店長は工場に買い付けに行ってた時によく会話していた人で、今ではフランクに遊びに行っている。

ビール以外にも通う店が増えた。まずはBarレイタウン。これは実はストーリーがあって、私が以前新宿に住んでいた時に通っていたラムとテキーラのお店があった。実はその地に新たにラムの店ができたと聞き、足を運んでみた。そこのマスターと話していると、近くにもウイスキーとテキーラの店が最近できたという。会社にも近いし、せっかくだからと、そちらにも伺った。その店がBar Dilly Dullyというお店。ここの店主のケイティさんという女性と色々と会話していると、私が大船に住んでいるという話になった。そこで、おすすめのバーがあるよと紹介されたのがレイタウンだった。入りにくい場所にあるが、紹介されたこともあって、背中を押されたから行ってみた。そうしたらどうだろう。店内に4~500本のストックを抱えた超マニアックなハードリカー専門のバーであった。
そうそう。こういう店を探していたんだよと井の頭さん風になってしまったが、ここでもどハマりして足繁く通っている。

さらにワイン。鎌倉には泣く子も黙るナチュールワインの文化があり、そこは昨年すでに見つけていたんだけど、今年大船にワインをテイスティングできるワインショップが誕生した。その名もWine Speaks。商店街をたまたま歩いていて、怪しげなネオンがいつしか置かれるようになったので、恐る恐る覗いてみたところ、ワインショップであり、店主の思いで新しいタイプのワインショップをやっていきたいんだという思いを語られる。
この店主の思いに完全に共感し、入り浸るようになってしまった。今年もっとも通った客と言っても差し支えがないくらいに通った。置いているのは南アフリカとカリフォルニアのワインがメインで一部日本やその他の地域のものもある。たくさんの試飲を通して少しばかりワインの味や品種についての知識をつけることができた。ここは今後も通い続けるだろう。

あとはお気に入りの居酒屋もある。今年20周年を迎えたまぁやぁという地魚と沖縄料理のお店があり、こちらにも常連として認定された。長く店を構えていることもあり、常連さんたちも5~60代の人がボリュームゾーンで貴重な30代の常連ということで可愛がってもらっている。店主も恐もてで、最初は堅物な人なのかと思っていたが、アートや音楽が好きなお茶目な人で大変に面白い。何より魚がうまい。土地柄アーティストなども多いのだが、ここにはそういう方も常連でいて、新たな世界の広がりも見せているなうという感じだ。

なんだか取り止めがなくなってしまった。しかし、私は思っていたよりもこの鎌倉という土地を楽しみ尽くしているなぁという実感がある。たまにこちらに遊びに来てくれる友人がいるが、いつも言われる言葉が「楽しんでるね」なので、これは間違いないだろう。
まだまだ開拓途中の部分もあるが、鎌倉にお越しの際はぜひともご用命ください。きっと良いところを案内できますでしょう。

モノよりもコトに充実した1年だった

毎年、今年買ってよかったものランキングをやっていたのだが、今年はあまり目新しい物を買うことがなかった。消えものが多かった年だったと言える。例えばワイン。これは前述した通り通った店で毎週のように購入していた。そんな中での一番の出会いは南アフリカのステレンボッシュ地区で醸造されているKANONKOPを挙げたい

ケープブレンド、ピノタージュ、そしてこのポールサウアーなどの品種が非常に楽しめた。
(Amazonでも買えるのは知らなかった)

あとは最近、クリスマスに買ったのだが、ジェラピケのロブションコラボのパジャマがとても良かった。何より着心地がいい。洗濯が少々面倒そう。
あとはモバイルバッテリーや最近買ったコーヒースタンドなんかもよかったかな〜。
ただ、あんまり買い物らしい買い物をしなかった1年だった気がする。

徳島大学についに行く

昨年から客員准教授を拝命している徳島大学に今年の6月についに行くことができた。
徳島県自体、初めて行くことになったのだが、阿波踊り空港もこじんまりとした良い空港だった。かつての同僚に空港まで迎えに来てもらい、その足で徳島ではなく淡路島に行って、色々と労働させられたことも良い思い出だ。
石田先生はじめ、普段お世話になっている先生方とディスカッションができて楽しかった。月曜日に行ったこともあって、キャンパスには多くの学生もいたので、臨場感のようなものも感じられた。
今年は前半に活動を集中させてしまったこともあり、それ以降は尻すぼみになってしまったのは仕方のないところだ。

鎌倉以外にも遠征を始める

鎌倉のスポットが一巡したこともあって、神奈川近郊の他のエリアにも精力的に乗り出した1年だった。特に小田原、横浜(野毛)、茅ヶ崎あたりは頻繁に行くことがあった。
小田原は思い立って行ってみたんだけど、これもまたかつての同僚に美味しい削節の店を教えてもらい、そこからはまって定期的に買いに行ってる。
茅ヶ崎はクラフトビールブリュワリーや狂ったマインマート(クラフトビールの品揃えがハンパない)などに行ったものだ。

しかし、特筆すべきは横浜、そして野毛。横浜駅は人が多いし苦手意識があったんだけど、何度か通ったり、健康診断などにも行くうちに地理を覚えてきたので、苦手を克服できたように思う。そして野毛。かつてはみなとみらいにしか行くことがなかった桜木町ではあったが、野毛飲みにどハマりした。関内や伊勢崎町方面も加えると、まだまだ開拓したいゾーンがたくさんあって楽しめそうな土地だ。初めて行く際は、前職の同僚に案内してもらっていろいろな店を開拓したが、その後は一人でもふらっと行き続けて、ほぼ毎月のように行っている。
どことなく、大船に近い空気感もあり、非常に馴染みやすかった。
野毛で飲みたい方はいつでも声をかけてください。

仕事の話

仕事の方では、今年の9月をもって本部長業を拝命してから2年が経過するという年だった。
自分の中でのワンサイクルの完結シナリオもあって、進めていたのだが、状況が色々と変わってしまい、前述の通り管掌範囲が広がってしまったため、計画の練り直しを迫られる形になった。
最初の3ヶ月くらいは非常に大変だったが、今年の初めからそれを見越した変更を適宜加えてきたこともあって、年末ごろにはだいぶ軌道に乗ってきたようにも思う。
今年は多くのリリースもできたし、これまで止めていた色々なものを回し始めることができたのはよかった。

いろいろなものに向き合ってきた結果、多少なりともネガティブケイパビリティが向上したのかもと思うが、リズムというか無理は禁物だなとも悟った。
そうだ。私は就活時代に読んでいたハゲタカという経済小説の鷲津や芝野に憧れを持っていたんだ。私は奇しくも芝野のターンアラウンドマネージャーのような役割をこなしているんだなと思うと、長い年月をかけた伏線が回収されてきたなと思ったりもしている。
もちろん、鷲津側のロールも諦めているわけではないので、そこは今後のお楽しみになるだろう。

2024年の抱負

そろそろ締めくくりたいが、来年はどうしようかなと思う。
しいたけ占いによると、来年は遊ぶように仕事をすると良いという啓示がある。


まあ、これまでも実質そんなふうにやってきた側面も強いので、何かを変える必要はなく、継続してやっていけばいいのかなと思っている。
そして、次の大人化計画の準備をせよとのことだ。
私も来年で39歳になると、不惑の40までのリミットが近い。不惑の迎え方をコロナ以降では考えて実行に移してきているので、そういう意味では計画通りなのではないかと思う。
これまでのやってきたことはきっと自身の血肉となっていると思うので、今後もマイペースでやっていこうと改めて思った。

そんな私を来年もどうぞよろしくお願いします。
それではこの辺で。良いお年を!


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