2008年2月3日日曜日

ダボス会議で何が話されたのか

日経CNBCで放送されたタイトルの番組。毎年行われているダボスのエコノミック・フォーラムです。

3部構成でした。
1、中央銀行の経済重視の運営とコントロール失墜について
2、ヘッジファンドやプライベートエクイティ、SWFはパワーブローカーになったのか
3、グローバルな金融市場を監視するための新しい体制は必要か

この3つが命題として提起され、それに賛成、反対のスピーカーが1人ずつプレゼン。その後、会場の人の意見も聞くというスタイル。

色々と深い内容があり、考えさせられた。俺の意見を各個に記す。


1について

ここはまだ不確定だ。FRBは市場をコントロールしようと利下げを敢行している。会議中にもあったようにその効果は6~18ヵ月後にならないとわからない。新たなインフレを生むのは仕方のないことだと思う。だが、こうした対応も今回までで、早急に21世紀的な金融政策を考える必要があるだろう。

2について

パワーであり、パワーブローカーでもあるという意見に賛成。彼らもプレーヤーであり、尊重されるべきだ。保護主義の蔓延は思考を停止させる。現実を受け入れ、そこからの対応策を考えるべきだ。ただし、SWFなどのグローバルな行動基準を多少は作るべきだとも思う。主権国家だから何をしてもいいかといえばそうでもない。最低限の規制を敷いた上で自由に行動するべきだろう。

3について

これは結構非現実的な考え。そのポストができたとしても必ず欠陥は起こるだろうし、設立まで時間を要する。ならば、市場にある程度の徳を持った行動を期待すべきだ。それを推奨できるようなメカニズムがあればインセンティブも働く。

これにジョージソロスがなぜ賛成なのだろう?彼はスペキュレータじゃないのか?
少し彼について知らなければいけないかもしれない。

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