2010年2月26日金曜日
Googleのサービス拡充
Googleさんから、魅力的な通知が来た。
少し前に、Double Click社を買収したけれど、そこの持っている機能をおおっぴらに開放し始めたそうだ。
すごくないっすか?
DARTって月額でもけっこう料金かかるし、まあ、有料ではもっと色々な機能が付加されてくるんだろうけど、もうなんかすごいの一言。
もはや、こういったweb情報はごまかしがきかない。
まあ、最近ネットサーフィンをしてるときに、やたらとad double clickが出るなぁーと思っていたけど、まさかトラッキングcookieでこんな情報をアグリゲートしていたとは思わなかった。
cookieって聞くと、あんまし良いイメージはないんだけど、これは俺も使うし、協力的になりますね。
もともと、検索エンジンの設計自体、ベイジアン理論が取り入れられているわけだから、今話題の行動ターゲティングも用いたリスティングが今後展開されていきそう。
ますます、Googleの挙動が気になるところですね。
~追記~
Googleの人から、システムについて聞いたことをメモ。
Google Ad Plannerのデータは、集約されたGoogle Searchのデータ、
opt-inされた匿名のGoogle Analyticsデータ、opt-inされた外部のコンシューマパネルデータ、
また第三者のマーケットリサーチデータなど様々な情報より構成されています。
このデータは、数百万以上のユーザーデータをコンピュータアルゴリズムで集約しており、
個人情報は一切含まれておりません。 加えて、Google Ad Plannerは大量のトラフィックを得た
ウェブサイトの結果のみを表示し、ツール内では最小限の情報利用を実行しております。
データの正確性としましては、 Google Ad Plannerのデータは、数百万の検索クエリーと
ウェブサイト訪問情報の自動分析に基づいた推定値となります。しかしながら、Google Ad Plannerのデータは、
メディアプランの方向性を示唆するのには充分正確であり、有効なおすすめプランを提供します。
またGoogleは今後も推定値の向上に努めますので、ご期待いただければ幸いです。
2010年2月25日木曜日
2010年2月24日水曜日
フィギュアスケートの感想
いや、味は全然だったので、特に言及しませんが、そこにはTVがあって、フィギュアスケートのショートプログラム(以下:SP)がやっていたわけ。
で、たまたま運よく、浅田真央とキム・ヨナの演技を連番で見れたのです。
最初は真央ちゃん。
それまでの最高得点が63点だった。
で、演技自体も緊張は見えたが、非常に素晴らしい内容で、女子SP初のトリプルアクセルも成功させるなど、かなりのできばえで、73点台をマーク。
2位を10点も放す成績でトップにたつ。
会場が沸きあがる中、直後にはキム・ヨナ。
さすがに、集中するのは難しいだろうなぁと思った。
同じリンクの上で、先ほど完璧なすべりを披露し、会場を沸かせたライバルを尻目の演技だし、重圧もある。
そんな中、演技が始まり、キム・ヨナも完璧な演技を披露。
それだけでもすごいと思ったが、その演技の得点は、なんと78点台!
真央ちゃんを5点も引き離す好成績だった。
さすがに身震いをした。
まだ10代の女の子だけど、プロフェッショナル(正式にはそうじゃないけど)だと感じた。
自分を信じ、ただそれを発揮する。そこに結果がついてくる。
ヨナを止めるのは真央との報道もあったが、これは完敗だった。
真央は1つの大技を持ってきたが、ヨナは大技でなく1つ1つの演技の質を上げ、そこにリズム変化というギャップをねじ込んできた。そこがジャッジにも大いに評価されたのではないだろうか。
ジャッジによる採点の種目の難しさはそういったところにある。
俺も、レベルは違えど、そういう種目を経験してきたので、わかることも多い。
また、前の演者に採点は大いに引きずられるし、それが奏功することもあれば、逆もある。
まだフリープログラムがあるけども、順位はほぼ確定。
いやしかし、大いに感じることが多かったフィギュアスケートだったなぁ。
今、読みたい本 「明日をどこまで計算できるのか」
今年のアルファブロガーアワードにノミネートされた「わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる」で書評が載っていた。
一部、引用(いや、大分)
気象、遺伝、経済――ジャンルはそれぞれ違えども、その本質は変わっていないという。世界は一定の法則にしたがって動く機械だと解釈し、その法則 は過去を観測することによって因果律を逆算する。いったん法則が抽出できれば、あとはモデル化し、未来の予測に使える――この時計仕掛けのような世界観 は、古代の天文学から始まっており、古くは託宣や占星術から、金融工学、カ オス理論、遺伝子診断まで脈々と続いているという。
たとえば気象モデルについて。大気を、巨大な三次元格子である球座標系に分割し、それぞれをコンピュータによって観測・集計する。結果から気象解 析を行い、あるモデルを作成する。しかし予測の段階になると、必ずしもそのモデルに従うとは限らず、ズレが生じてくる。そのズレは"誤差"もしくはカオス として扱われることを、著者は指摘する。つまり誤差は、もとの観測結果ではなく、解析値に対して測定されていることになる。解析値はモデルに似たものにな るので、公表される予報誤差は少なくなり、モデルの正確さが実証されることになる。
あるいは、DNAを用いた"健康予報"について。遺伝情報に基づいて形質を予測するモデルを作ることは可能か?遺伝解析が完了している生物の予測 ができていないのは、じゅうぶん強力なコンピュータが、まだないからだろうか?著者はこれに対し、かなり否定的に答える。ある程度の方向性は分かるかもし れない。だが、突然変異や交叉といった、遺伝システムの外側にあるランダムなイベントのせいで、完全な予測は不可能だという。「生命は計算できない」とい うよりも、むしろ「「計算できないのが生命」なのだ。
さらに、経済予測についても手厳しい。データ主導のチャーティストであれ、モデル主導のアナリストであれ、経済予測は不可能だというのだ。過去の パターンからルールを見出そうとしても、インフレ環境や利率が完全に一致することなどありえないし、パラメータをいじくってあるモデルが過去と一致したか らといって、それがそのまま未来への指針になるはずがないというのだ。そして、まともな将来予想ができないのであれば、なんでこんなに金融占い師が大勢い るのか反問する――答えは、買って、売って、また買ってもらうため――要するに手数料をせしめるためだというのだ。これはキツい。
このように、気象、遺伝、経済の三分野について、予測が不可能であることを追求する。もちろん過去を調べることであるモデルを作り出すことは可能 だし、そのモデルは一定期間だけ有効になるかもしれない。しかし、初期条件の小さなズレが指数関数的に拡大され、予測結果が使い物にならないほどになって しまう。さらに、モデルはどんどん複雑になっていくが、細かさを増すにつれて、パラメータの不確実性は爆発的に増加する。気象、遺伝、経済のそれぞれのシ ステムを第一原理に還元できないので、パラメータの値と方程式の構造について、主観的な選択をせざるを得なくなるというのだ。過去の観測値とつじつまが合 うように調整できるかもしれないが、だからといって予測が精緻になったとはいえないのだ。
れっきとした学者やアナリスト連中を、占星術師あつかいするのはキツいなぁと読み進めながらも、たしかにそうかもしれないと頷くことしきり。部分 の性質の総和にとどまらない性質が、全体に現れること、つまり創発(そうはつ、emergence)の話なのだ。ただ、著者のいう「予測」は厳しすぎるよ うな気がする。一ヵ月後の天気なんて予報しようがないだろうし、どんなに遺伝子を調べても「あるリスク」や「傾向」といった表現で「100%そうなる」と は言い切れまい。そして、気象や遺伝の研究者もそれを織り込んだ上で確度を上げるための仕事をしているのではないだろうか。それを100%でないからと いって計算不能とするのはオトナゲないかと。
ただし、経済については著者と同意見。きっとわたしの無知と偏見のせいなんだろうが、「経済学者」は見てきたごとく未来を語る人が結構いる……と 思うぞ。「わたしが正しく、他は馬鹿」と唯我独尊的に警告する。そして、解釈を捻ることで的中したと胸を張り、外した場合は沈黙するか「○○のせい」にす る。「ランダムウォーク」や「ブラックスワン」なんて、「予測できません」という白旗を専門用語で呼ぶことで、「オレのせいじゃない」と言い逃れているよ うに見える。遺伝子や気象の研究は"科学"という名に値するが、経済はちと違うような。
ともあれ、創発による計算不可能な部分を考慮しつつ、予測の精度を高めることは可能だと思うぞ。未来予想図は、ずっと心に描くのではなく、アウトプットとフィードバックを繰り返していくことで、未来は、「思ったとおりに」ではなく、「予測どおりに」適えられてくのだから。
予測する科学の歴史を振り返ることで、その可能性を探る一冊。
所詮、過去の定量データからのモデルでは、未来を予測することはできませんよということのようだ。
ただ、一応、金融工学をやっていた人間として、一部に反論しておきたい。
ただし、経済については著者と同意見。きっとわたしの無知と偏見のせいなんだろうが、「経済学者」は見てきたごとく未来を語る人が結構いる……と 思うぞ。「わたしが正しく、他は馬鹿」と唯我独尊的に警告する。そして、解釈を捻ることで的中したと胸を張り、外した場合は沈黙するか「○○のせい」にす る。「ランダムウォーク」や「ブラックスワン」なんて、「予測できません」という白旗を専門用語で呼ぶことで、「オレのせいじゃない」と言い逃れているよ うに見える。遺伝子や気象の研究は"科学"という名に値するが、経済はちと違うような。
ランダムウォークも結局は過去のデータからのモデル理論である。ブラックスワンもただの想定外のこと。どちらの理論も誤差の分布がガウス分布にしたがっているという所与の仮定の条件がそもそもの間違いであるわけだ。しかし、一概に間違いと言い切るわけにもいかない。
最近では「べき分布」にこそ、したがっているとの見解もあるようだが、個人的にはその時々に応じて、準ずる分布も変化するのではないだろうかと感じる。
上記の理由としては、大学の卒論の際、VARの問題をt分布で近似し、早々に結論付けた友達がいたが、統計の教授に、「他の分布でも近似させてみろ」といわれていたからだ。(結局、彼はやらなかったが…)
こんなことなら、大学時代に、計量経済をもう少し深堀しておけばよかったのだが、今更後の祭り。
3,4年前は、ベイズ統計に端を発したMCMC法のシミュレーションでこういったモデルを模索していたようだが、リーマンショック後、どのようにアカデミックの世界は変わったのだろう。
実務の世界では、「リスク」に対するパラダイムシフトが起きていると、とあるファンドマネジャーに聞いた。
当然、そのあたりのことは研究されてきているのだろう。
少し、論文を漁ってみようと思う。
2010年2月23日火曜日
DAO デジタルアセット最適化という言葉
DAO(デジタルアセット最適化)とは何か
以下、引用
そのうちのひとつが「SES London 2010 : DAO / デジタルアセット最適化が熱い!」 の中で登場した、「DAO(Digital Asset Optimization)」という言葉です。「デジタル資産最適化」や「デジタルアセット最適化」と訳すべきなのでしょうか、日本語ではなかなか適当な 言葉が思いつかなかったのですが、ここでは一先ず滝日氏の訳語に従って「デジタルアセット最適化」としておきます。
このDAOですが、既に英語圏では数年前から使われている言葉のようで、ある種のバズワードといってもいいのかも知れません。いくつかの記事を読んだ上で自分なりにまとめてみようかと思いましたが、ちょうど、著名なLee Odden氏が、「What is Digital Asset Optimization?(デジタルアセット最適化とは何か)」というぴったりの記事を書かれていましたので、私が深く理解しないまままとめるよりも、氏の訳をこちらに掲載し、これを読まれる方々と情報をシェアした方がいいだろうと思い、氏にお願いし、翻訳の許可を得て以下に掲載しています。
この種の言葉を積極的に使用するかどうか、あるいはこれが日本で定着するかどうかは別として、SEOやSMO同様、オンラインのコンテンツを異なる 視点から最適化しようという発想はとても示唆的ですし、今後、取り組みの中でこうした視点を組み込んでいくのも面白いですよね。
web広告が新聞広告を抜いた(売上額的に)という記事が昨日話題になったように、費用対効果を広告に厳しく追求するようになった。
これは、いい意味でプロモーションをマネジメントできるので、非常によいと思う。
とりわけメディア媒体としては、個人・企業の双方にPRできるので、今後はone to oneマーケティングよろし、B2Bメニュー、B2Cメニューが色々と提供されるだろう。
とりわけ、SEOの効果(対策はしてないけど、結果的に)を最近実感っしているのも、先日「2010年の移籍について」のエントリがGoogleの同ワードの1ページ目に来たことで、検索ワードからの流入が増えている。
また、一覧性と情報が陳腐化しない(少なくとも次の市場までは最新が来ない)ことは大いに強みだったし、コメントを挟んだのも良かったかもしれない。メディア(出所はスポナビ)だと、すぐに情報が埋もれてしまうけど、個人のブログではそこまではいかないし、リピーターも期待できるのではないかと。
今後は移籍関係では国内(J1、J2)と欧州は年二回を実施していこう。
2010年2月22日月曜日
ジェフの今シーズンを占う一戦 ~ちばぎんカップ~
今期は、初めてJ2でお互いがシーズンを迎えることになったわけだが、フクアリには1万4千人以上のサポーターが詰め掛けたようだ。
あのFOOTのAD土屋さんがマッチレポートをブログに上げていたので、引用しよう。
尊敬と親しみを込めて“世界三大カップ戦”の1つと称されることもある、ちばぎんカップ。
今年は16回の歴史上で初めて両クラブがJ2に所属するシーズン となるわけですが、だからこそサポーターにとってみれば、サポートし甲斐があるというもの。
フクアリを黄色に染めた観衆はなんと14567人。
「今年に 入って初めてサポーターの前でやる試合」(柏・ネルシーニョ監督)とはいえ、完全にタイトルを争うダービーの雰囲気を会場が創り出す中で、キックオフを迎 えました。
千葉の布陣は4-3-3。GKは岡本、DFは右から坂本、復帰した茶野、益山、新加入の渡邊圭二、中盤はアンカーに山口慶が入り、その前に復帰 組の佐藤勇人と工藤、前線は右から深井、巻、アレックスでスタートします。対する柏は4-4-2を選択。
GKは菅野、DFは右から小林、ユース出身の2年 目・酒井宏樹、近藤、蔵川、中盤はドイスボランチが栗澤と大谷で、右に「突然右サイドと言われたがアルゼンチンやペルーでもずっとやっていた」という澤、 左は「小学生の時以来」という新加入の林陵平、2トップは北嶋にフランサ、という並びになりました。
ゲームが動いたのはわずかに開始4分。北嶋が左へ展開 すると、プレミア好きの林は「ベッカムを意識して」という左足クロス。
これをファーサイドに飛び込んだ澤が、頭でねじ込む先制弾。
「やっと皆さんの前で ゴールを決められた」という、澤の加入後初ゴールで、まずは柏がリードします。ただ、柏はこのファーストシュートが前半最後のシュート。
以降は千葉が、今 年のスタイルを存分に発揮してみせます。
そのスタイルとは、まさに“人もボールも動く”サッカー。
序盤はやや狭過ぎるような局面でも、とにかく繋ぎにこだ わった攻撃を実行。
その中心は、キャプテンマークを巻いた工藤。山口という後ろ盾を得た10番は、それこそ縦横無尽にピッチを遊泳。
ここに佐藤、深井、ア レックスも呼応し、時には巻まで中盤に下りてきて、ビルドアップに参加。
まるで、オシム(父)政権下に戻ったかのようなプレーに、「ポゼッションされてア タフタした」(澤)「前半は相手の中盤が多いミスマッチの状態で守備の負担が大きかった」(林)と、柏の両SHは苦戦を認めています。
36分には、エリア 内でアレックスがキープ、追い越して受けた工藤のクロスを、巻がボレー。
これはGK菅野に阻まれましたが、直後、中盤で軽やかに4本のパスを繋ぎ、最後は 深井のスルーパスを、アレックスがニアにズドン。GK一歩も動けず。狙い通りと言っていいような崩しで、見事に追い付いてみせました。さて、「立ち上がり はよかったが、途中で攻撃やパスが単調になり繋ぐ意識がなくなって前にボールを蹴ってしまった」とネルシーニョ監督も嘆いた前半を終えた柏は、北嶋を下げ てアルセウを中盤のアンカーに投入。4-1-4-1気味にシフトします。
それでもペースは千葉。64分には渡邊に替わって、こちらも新戦力の倉田秋が登 場。倉田は左FWに入り、アレックスが左SBへ。さらに70分には深井OUTで復帰組3人目の村井IN。79分には工藤OUTで太田IN。
これで倉田が中 盤に下がり、3トップは右から太田、巻、村井に。
中でも倉田はチームのいい流れにそのまま乗っかり、積極的なボールタッチから惜しい左足ミドルを放つな ど、その存在をアピールします。対する柏は60分、61分に相次いで2枚替え。林と大谷を下げ、菅沼と茨田陽生を投入。2人ともそのままのポジションに入 ります。こちらで可能性を見せたのは18歳の茨田。
落ち着いた捌きや、前への推進力を限られた時間内で披露。81分には蔵川のパスに飛び出し、チャンスを 創出。
こぼれを拾って枠内にシュートを飛ばすなど、局面に絡みます。
柏最大の勝ち越し機は87分、フランサを起点に鋭いカウンター、澤がためてフランサへ ラストパス、しかしシュートは飛び出した岡本がブロック、リバウンドに反応した澤のシュートもゴール右へ。
1-1、カップの行方はPK戦へ委ねられること になりました。1人目は栗澤が決めたのに対し、アレックスのキックは菅野がストップ。2人目は澤、佐藤、共に成功。3人目はアルセウがクロスバーにぶつ け、村井は冷静にハント。4人目はルーキー茨田、倉田と若手がゴール。そして5人目、フランサが左隅を狙ったキックに岡本が素晴らしい反応でセーブ、巻が ぶち込んで決着。
今年最初のタイトルは千葉の頭上に輝きました。まあ、90分のパフォーマンスから考えても千葉の勝利は妥当。江尻篤彦監督も「運動量多 く、攻守に渡って選手が走ってくれたことには満足している」と手応えを語っています。
去年のチームと様変わりしたスタイルは、特定の選手に依存しない、お そらく誰が出ても貫けるようなスタイル。
ここにミリガン、福元、谷澤、林らも控える選手層の厚さも考慮すれば、かなり面白いチームになりそうな匂いは十分 伝わってきました。柏は千葉の好パフォーマンスを差し引いても、特に攻撃面では物足りなさが否めません。
前半は2トップにまったく収まらず手詰まりに。後 半も栗澤がだいぶ前で触るようにはなったものの、決定的な仕事はできず。
指揮官も「色々なことが見えたという意味では非常にいい試合」と微妙な言い回し。 ただ、本来はサイドが主戦場の酒井がCBで一定以上のプレーを見せて起用に応えた点と、茨田も確実に決めたPKも含めて存在感を示した点は好材料。
ここに 新戦力のレアンドロ・ドミンゲスと大津が実力を発揮してくれることを祈りたいと思います。いやはや、J開幕もすぐそこまで迫ってますね。 AD土屋
オシムさんのころのサッカーが帰ってきたみたいです!!
去年はシーズン途中から監督に就任した江尻さんですが、サポーターの評価はひどいものでした。
でも、僕は、海外の事例なども鑑みて、監督を信じてましたよ。
やっぱりキャンプからチーム構築しないと無理ですからね。
しかも、別チームでは、ネットと孝太が大暴れしていたらしいし、選手層がまだまだ厚いのはとてもJ2のクラブとは思えませんね。
ミリガンはまだ少し調整みたいですけど、ここに加わればアップ間違いなし!
今年はぶっちぎりでJ1復帰ですね
~追記
あの後藤健夫さんもこの試合について語っている。
【後藤健生コラム】見違えるようなアクション・サッカーを披露した千葉
これから2週間、この好調さをうまく維持できるのだろうか?
これもまた興味深い記事だ。しかし、あえて反論。
千葉はまだ調整段階。ここからさらに上っていくと!!
2010年2月12日金曜日
内部留保と再投資
主体が変わると様々な言い方の変化があるけど、結局は貯蓄か投資かに分けられる。
興味深いエントリー
余剰資金は成長産業へ
僕の本職である、投資信託の部門では非常に顕著だけど、経営者と労働者の観点も非常に似通っているところがある。
昨今の流行は、成長期待に再投資するファンドではなく、毎月分配型のファンドだ。
もちろん、セカンドキャリア邁進中の年齢層の高い人なら、ある程度は仕方ない。
そういった人が大きなパイを占めているのだから、企業側もそういった戦略をとるのは当然である。
翻って、先のエントリー。
本題に移ろう。企業が実際に多額の資金を溜め込んでいるとしよう。確かにそれは問題だ。事業を営むことが目的の営利企業が必要以上に資産を持っているのは、資源が有効に活用されていないことを意味するからだ。例えば経営者が個人的に企業を大きくしたいだけとか、自分を含めた従業員が不景気でも大丈夫なようにお金を貯め込むとかいろんな理由が考えられる。株主による経営者の監視は極めて不完全なので、こういったことが生じる。
昔に比べて、日本企業の資本効率は上昇している。
物言う株主が流行ってから、そうなってきたようだ。
つまり、現在雇用されている企業人は、20世紀的な経営を引きずっている。
昔は、利益の還元率は労働者へのものが多かった。しかし、グローバル不透明な社会なので、ある程度の内部留保(BIS規制などを考えても、不透明にはお金が必要なのだ)と株主配当により、労働者への還元が少ない。
これによって、我々の給料が上がらないといった仕組みなのだろう。
もちろん、赤字企業の事例は論外だが。。
となると、今後はますますそうしたことが顕著になるし、大前さんか池田さんがブログに書いていたように、
今後の政府の搾取対象が企業から、一般のサラリーマンになっていくとのことだから、ますます怪しい按配になってきたというわけである。
資産設計とキャリアプランを再考したい。
2010年2月9日火曜日
ソーシャルマーケティングはやばそう
・UCCのTwitter騒動に思うマーケティングの本質的変化
http://techwave.jp/archives/51389097.html
・Ustream TV
http://www.ustream.tv/about
・UstreamとTwitterの関係について語ってみるhttp://el.jibun.atmarkit.co.jp/rakuten/2009/12/ustreamtwitter-.html
今年はソーシャルメディア元年と言われとりますが、実際、やばそうな雰囲気ありますね。
企業、個人、そんな境目ではなく、色々とやってみるしかないね。
2010年2月5日金曜日
人望や人徳のある人とは
人間集団における人望の研究―二人以上の部下を持つ人のために
橋本さんのブログをよく見るようになってから、マイケル・ポランニーや山本七平などの著書を知るようになった。
空気や暗黙知を論じた本だけど、非常に示唆に富んだ内容となっている。
やはり、データセクションでインターネット上に無数に広がるテキストマイニングなどを行っているので、そうした気付きを得ているのだろうか。
以下、メモ
俗に「人望がある」とか「人徳がある」というが、俗にではなくて厳密にそれってどういうことなのか、明解な答えを学べる本。「空気の研究」山本七平による昭和に書かれた名著。
その答えとはすなわち次の「九徳」を備えているタイプだという。
寛にして栗 寛大だが、締まりがある
柔にして立 柔和だが、事が処理できる
愿にして恭 まじめだが、ていねいで、つっけんどんでない
乱にして敬 事を収める能力があるが慎み深い
擾にして毅 おとなしいが内が強い
直にして温 正直、率直だが温和
簡にして廉 大まかだが、しっかりしている
剛にして塞 剛健だが内も充実
彊にして義 強勇だが義しい
9つの徳は朱子学の入門書『近思録』よりきている(この本は戦前は広く読まれたものであったらしい。)。これらの徳にすべて欠ける(寛大でなくて、 締りがないのような状態)と十八不徳といって最悪の人間だが、大体は寛大だが、締りがない、のように一方が欠けた九不徳が普通の人間になる。人望のある有 徳の人になるには「中庸」というバランスが大切なのだ。「中庸」という自己統御を通じて、それを他に及ぼしていく状態を現出した人が「人望のある人」なの であると説いている。
「人気」と「人望」が混同されることがあるが、この二つは別物だという指摘が鋭い。舞台では人気役者だが楽屋裏ではまったく人望がない人というタイ プがいる。そういう人は部下に慕われない。日本型の平等社会でリーダーに選ばれるのは、学歴や能力を超えた評価基準としての人望を備えた人なのである。人 気がある人は非常識であるが故に人気があるということも多い。非常識では人望は取れない。同じ能力ならば中庸な人が選ばれるということになる。
やはり、朱子学など中国古典にこういった内容は行き着くのだろうか。
ネットの世界は個人をエンパワーしてくれる最高のツールであることを改めて認識する。2010年2月4日木曜日
2010年冬の移籍市場
■イングランド
<マンチェスター・ユナイテッド>
マメ・ビラム・ディウフ ←(モルデ/ノルウェー)
クリス・スモーリング ←(フラム/イングランド)※今季末までフラムでプレー
まだまだファギー健在というところか。世代交代要員を獲得。
<リバプール>
マキシ・ロドリゲス ←(アトレティコ・マドリー/スペイン)
なんというか、微妙な補強。マキシはいい選手だけども。。。
<アーセナル>
ソル・キャンベル ←(無所属)
彼といい、シルヴェストルといい、おっさんのDF補強は効果的なのか。。。
<エバートン>
フィリップ・センデロス ←(アーセナル/イングランド)
ランドン・ドノバン ←(ロサンゼルス・ギャラクシー/米国)
ドノバンはいい選手。フルアムでも良かったし。センデロス補強で、スモーリングの抜け穴補強!?
<トッテナム>
エイドゥル・グジョンセン ←(モナコ/フランス)
彼は完全にオプション投入かな。
4-4-2→4-3-1-2でクラウチをより使えるかな。
ちなみにその時の3枚のMFは、ハドルストン、ジーナス、パラシオスがいいね。個人的にはね。
<ウェストハム>
ベニー・マッカーシー ←(ブラックバーン/イングランド)
コールと2トップは協力かも。
<マンチェスター・シティ>
アダム・ジョンソン ←(ミドルスブラ/イングランド)
パトリック・ビエイラ ←(インテル/イタリア)
ロベルト・マンチーニ(監督)
ジョンソンはあたり。ビエラ…?
<ウィガン>
ガリー・コールドウェル ←(セルティック/スコットランド)
<フラム>
ステファノ・オカカ・チュカ ←(ローマ/イタリア)
オカカはウイイレで使ってたので、愛着あり。若いし伸びるでしょ。
あと、ショーリーも加入だったような。
<ボルトン>
ジャック・ウイルシャー ←(アーセナル/イングランド)
オーウェン・コイル(監督)
監督の変更に伴い、らしくない選手加入か。
<ブラックバーン>
イェルディライ・バストゥルク ←(シュツットガルト/ドイツ)
渋い補強だ。
■イタリア
<インテル>
ゴラン・パンデフ ←(ラツィオ/イタリア)
マクドナルド・マリガ ←(パルマ/イタリア)
前者はすでに大当たり。エトーが帰ってきた後、どういう風にするのかな。
マリガもいい選手らしいので、今後に期待。
<ユベントス>
アントニオ・カンドレーバ ←(リボルノ/イタリア)
ミケーレ・パオルッチ ←(シエナ/イタリア)
アルベルト・ザッケローニ(監督)
ユーべは中堅上位感の補強っぽい。
<ミラン>
マンシーニ ←(インテル/イタリア)
デイビッド・ベッカム ←(ロサンゼルス・ギャラクシー/米国)
頑張れマンシーニ。
<フィオレンティーナ>
フェリペ ←(ウディネーゼ/イタリア)
マリオ・ボラッティ ←(FCポルト/ポルトガル)
アデム・リャイッチ ←(パルチザン/セルビア)
ケイリソン ←(ベンフィカ/ポルトガル)
いい感じですね。
<ジェノア>
ダビド・スアソ ←(インテル/イタリア)
<ローマ>
ルカ・トーニ ←(バイエルン/ドイツ)
早速結果も出ているし、いいでしょう。
<ラツィオ>
トーマス・ヒッツルスペルガー ←(シュツットガルト/ドイツ)
セバスティアン・エグレン ←(ビジャレアル/スペイン)
ロティートが色々と問題起こす割りに、いい選手補強するよね。
スカウトとかSDがいい仕事するんだろうな。
<ウディネーゼ>
ジャンニ・デ・ビアージ(監督)
<アタランタ>
ボルトロ・ムッティ(監督)
<ナポリ>
アンドレア・ドッセーナ ←(リバプール/イングランド)
<カターニア>
マキシ・ロペス ←(グレミオ/ブラジル)
シニシャ・ミハイロビッチ(監督)
タカの飛躍に期待したい
<パルマ>
ルイス・ヒメネス ←(ウェストハム/イングランド)
エルナン・クレスポ ←(ジェノア/イタリア)
クレスポ、パルマなの?
■スペイン
<セビージャ>
マリウス・スタンケビシウス ←(サンプドリア/イタリア)
<アトレティコ・マドリー>
チアゴ ←(ユベントス/イタリア)
エドゥアルド・サルビオ ←(ラヌース/アルゼンチン)
チアゴはいい選手だと思ってたけど、なかなか芽が出ませんね。
<バレンシア>
アレハンドロ・ドミンゲス ←(ルビン・カザン/ロシア)
CLの結果的に、いい補強だと思う。ビジャの夏の放出は決定的なのかな。
<エスパニョル>
パブロ・ダニエル・オスバルド ←(ボローニャ/イタリア)
<アルメリア>
フアン・マヌエル・リージョ(監督)
<バジャドリー>
デル・オルノ ←(バレンシア/スペイン)
<サラゴサ>
エジミウソン ←(パルメイラス/ブラジル)
ウンベルト・スアソ ←(モンテレイ/メキシコ)
エリセウ・ペレイラ・ドス・サントス ←(ラツィオ/イタリア)
■ドイツ
<ボルフスブルク>
レーベル ←(グレミオ/ブラジル)
<シュツットガルト>
クリスティアン・モリナロ ←(ユベントス/イタリア)
クリスティアン・グロス(監督)
<ヘルタ・ベルリン>
ファニス・ゲカス ←(レバークーゼン/ドイツ)
レバン・コビアシュビリ ←(シャルケ04/ドイツ)
ゲカス、去年のヴォロニンみたくなれるかな。
<ハンブルガーSV>
ルート・ファン・ニステルローイ ←(レアル・マドリー/スペイン)
エリア、ニステルのオランダコンビ、マーカス・ベルグなど個人的に期待している選手が多いので、いいね。
<シャルケ04>
アレクサンデル・バウムヨハン ←(バイエルン/ドイツ)
<ケルン>
ゾラン・トシッチ ←(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド)
<フランクフルト>
ハリル・アルティントップ ←(シャルケ04/ドイツ)
マガト、きついのかな。。。
<ハノーファー96>
アルナ・コネ ←(セビージャ/スペイン)
<ニュルンベルク>
ブレーノ ←(バイエルン/ドイツ)
アンドレアス・オットル ←(バイエルン/ドイツ)
ディーター・ヘッキング(監督)
■フランス
<リヨン>
デヤン・ロブレン ←(ディナモ・ザグレブ/クロアチア)
<リール>
リカルド・コスタ ←(ボルフスブルク/ドイツ)
■オランダ
<AZ>
ディック・アドフォカート(監督)
<アヤックス>
ニコラス・ロデイロ ←(ナシオナル・モンテビデオ/ウルグアイ)
<VVV>
吉田麻也 ←(名古屋グランパス/日本)
■ポルトガル
<FCポルト>
ルーベン・ミカエル ←(ナシオナル/ポルトガル)
<スポルティング・リスボン>
シナマ・ポンゴル ←(アトレティコ・マドリー/スペイン)
<ベンフィカ>
アラン・カルデック←(バスコ・ダ・ガマ/ブラジル)
アイルトン ←(フラメンゴ/ブラジル)
エデル・ルイス ←(アトレティコ・ミネイロ/ブラジル)
■スコットランド
<セルティック>
ロビー・キーン ←(トッテナム/イングランド)
「あくまでもレンタル移籍」(ハリー談)
■ロシア
<CSKAモスクワ>
本田圭佑 ←(VVV/オランダ)
キリル・ナバブキン ←(FCモスクワ/ロシア)
セルゲイ・チェプチュゴフ ←(シビル・ノボシビルスク/ロシア)
本田は、ダニエル・カルバリョの後釜。
<ディナモ・モスクワ>
アンドレイ・ボロニン ←(リバプール/イングランド)
シェフチェンコ同様、出戻り例です
<ゼニト・サンクトペテルブルク>
ミカエル・ルン ←(オーフス/デンマーク)
ルチアーノ・スパレッティ(監督)
<トム・トムスク>
キム・ナミル ←(ヴィッセル神戸/日本)
■ギリシャ
<オリンピアコス>
ロマナ・ルアルア ←(アルアラビ/カタール)
ヘスス・アルベルト・ダトロ ←(ナポリ/イタリア)
<イラクリス>
小林大悟 ←(スタベイク/ノルウェー)
■トルコ
<ガラタサライ>
ジョバニ・ドス・サントス ←(トッテナム/イングランド)
ルーカス・ニール ←(エバートン/イングランド)
ジョー ←(マンチェスター・シティ/イングランド)
地味にいい補強してる。
キューエルとかプレミア経験者が多いね
<フェネルバフチェ>
ギョクハン・ウナル ←(トラブゾンスポル/トルコ)
<アンカラギュチュ>
ジェレミ・ヌジタップ ←(ニューカッスル/イングランド)
ジェローム・ロタン ←(レンジャーズ/スコットランド)
一昔前の選手だなぁ
■ベルギー
<クラブ・ブルージュ>
ペーター・ファン・デル・ヘイデン ←(マインツ05/ドイツ)
■ウクライナ
<シャフタル・ドネツク>
アレックス・テシェイラ・サントス ←(バスコ・ダ・ガマ/ブラジル)
ダグラス・コスタ ←(グレミオ/ブラジル)
■セルビア
<パルチザン>
サーシャ・イリッチ ←(ザルツブルク/オーストリア)
■デンマーク
<オーフス>
マルティン・ヨルゲンセン ←(フィオレンティーナ/デンマーク)
■ブラジル
<コリンチャンス>
ロベルト・カルロス ←(フェネルバフチェ/トルコ)
<フラメンゴ>
ワグネル・ラブ ←(パルメイラス/ブラジル)
サントス
ロビーニョ ←(マンチェスター・シティ/イングランド)
アドリアーノ事例をふまえ、W杯を狙った感じ
■ウルグアイ
<ダヌビオ>
アルバロ・レコバ ←(パニオニオス/ギリシャ)
おお!
■日本
<清水エスパルス>
小野伸二 ←(ボーフム/ドイツ)
<川崎フロンターレ>
稲本潤一 ←(レンヌ/フランス)
<浦和レッズ>
マシュー・スピラノビッチ ←(ニュルンベルク/ドイツ)
■カタール
<アルアラビSC>
ダニエウ・カルバーリョ ←(CSKAモスクワ/ロシア)
twitter<ブログ<論文
色々と書きたいことはあるけれども、仕事や遊びで忙しくて、アウトプットする時間が取れていない。
猛省すべしですかね。
さて、今日のエントリですけど、この不等式は実際のアウトプットのハードルの高さやかかるエネルギーの差です。
なので、参入障壁が低いのは逆ということとなります。
そもそもなんで、こんな話題に触れたかというと、ライフネット生命の岩瀬さんが自身のブログでそういったことをつづっていたからでした。
never too early
論文は学生や研究者が書くものというステレオタイプが僕の中にあって、まったくこういう発想がなかったわけ。
むしろ、実務家の書く論文のほうが有用性が高いじゃないかと昔、論文を漁っていたときに気付いていたじゃないかと。
なので、せっかく投信業界に身をおいているのだし、イボのほうでは、寄稿とかしてるし、なにかかけないかなと思うわけ。
特に、金融商品取引法と金融マーケティングのところは色々と考えるべき点が多いのではないかという気がします。
まずはコラム的なところから、寄稿とかできるように頑張ろう。
資格があるのではなく、書いた人に資格があるのだという一文は会心でした。
うーん。
うまく立ち振る舞わないといけんですなぁ。