2012年11月18日日曜日
アトリビューションを読了した!
出版時には大変ブームとなったアトリビューションをようやく読んだ。
今年のAd Tech Tokyoで基本概念としての考えとして定着していると感じたからだ。
基本的なアトリビューションモデルは下記の3つとのことだ。
1、均等配分モデル
2、初回重視モデル
3、ラスト重視モデル
この簡易モデルはビジネスの現場でも使われているようだ。
しかし、このモデルだけではやはり実用に耐えられないのではないか。
本書の指摘の通り、まずできることから始めるであったり、正解のモデルはないということは真であると思う。
一部、マルコフモデルなどを検討したと小川さんが触れていたが、正直膨大なブラウジングデータのどの範囲までをマルコフチェーンとするのだろうと疑問に思った点もあった。
個人的にはアドベリフィケーションとの統合指標のようなものを期待したいところ。これだけではデジタルマーケティングに劇的な変化が起こせるとは思えないが、きっかけの1つとしてはとても大事な概念だと認識した。
■目次
はじめに(アタラ合同会社 会長 佐藤康夫)
序文(スケダチ 高広伯彦)
Chapter1 アトリビューションとは
1-1 アトリビューションの語源と定義
1-2 アトリビューションの概念
1-3 アトリビューションが生まれた背景
1-4 アトリビューションを可能にする技術
1-5 アトリビューションの本質
Chapter2 アトリビューションで取得するデータと準備
2-1 第三者配信などサーバーの概要
2-2 コンバージョンパスの類型
2-3 ビュースルーサーチという考え方
2-4 アトリビューション・マネジメントの準備
Chapter3 アトリビューション・モデリング
3-1 アトリビューション・モデルとは何か
3-2 基本となる3つのアトリビューション・モデル
3-3 クリックベースとビューベースによるアトリビューション・モデル
3-4 アトリビューション・モデルの精緻化
Chapter4 アトリビューション・マネジメント
4-1 コンバージョンの最大化
4-2 予算配分とメディアプランの最適化
4-3 具体的な実例の紹介
付録 業界担当者コラム
株式会社朝日広告社/酒井克明
Adobe Systems/Mikel Chertudi
株式会社オプト/八田 浩・近藤彰幸
株式会社クロスリスティング/治田耕太郎
株式会社サイバーエージェント/湊 和修
株式会社サイバー・コミュニケーションズ/岸本親奉
メディアマインド・テクノロジーズ株式会社/渡邉桂子
株式会社リクルート/小川 卓
株式会社ロックオン/中川 斉
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