2014年12月31日水曜日

激動だった2014年を振り返る

恒例の1年を振り返るシリーズをしようと思う。
2014年は本当に色々あった。
マクロなイベントとしては冬季オリンピックもあったし、サッカーW杯もあった。
特にW杯は2/3くらいの試合をLiveで見ていたので、時差がある中での仕事との両立が辛かった‥
あれでおなかいっぱいになった反動で毎週の楽しみだったプレミアも今ではあまり見ていないという現実もある。

個人的には、今年の1月からZDNetで連載を始めて、紆余曲折を経ながらもなんとか与えられた8ヶ月の連載を終えた。メディアに寄稿するということは昔から憧れていたことでもあったので、とても貴重な経験だった。そのつながりで、著名な人とも話す機会もできたし、色々な相乗効果があったように思える。
また機会があれば、挑戦してみたいな。まあ、機会は作るもんですね。

少し、昨年の内容を振り返りたい。
2013年を振り返る

2013年は「我慢」だったけど、2014年は「自己革新」の年にしようと決めている。
自己革新の年にするという意思をもって2014年に臨んだわけだが、結果として環境を変えたことがまさにそれにつながった。
自分の興味・関心や環境、会社の状況、これからのマクロな経済動向、すべてにおいて自分の中で100パーセントの環境にいると感じている。
その意味で、2014年に掲げた目標を達成できたと思う。
新しい環境でモチベーションを新たに色々と学習もできているし、あとはアウトプットを行って、結果にこだわっていきたい。
今の環境ではLean Startupの考え方が組織として浸透しているので、そのフレームワークに沿って、その行動指針の評価の指標がアウトプットではなく、アウトカム(成果)なので、アウトカムにこだわっていきたいと強く思います。

また、2014年に掲げていた最適化に関しては、宿題として年を越してしまったので、来期は社内でのPRML読み会と社外での続パタに加えて、自身でも少し最適化系の知識を深めていきたいと思います。

また、なかなか自分の中では腰が重かったりすることが多かったりするので、気軽に動き、イテレーションを高める活動に意識して取り組みたいとも思う。

1年の計として、ルーティーンにも制約を課したいとも思うので、新たなeraである30代を気持ちよく迎えるためにも、しっかりと着実に日々を過ごすことを2015年は意識しよう。

それでは、よいお年を。

2014年12月14日日曜日

WIRED VOL.14~死の未来~を読了

WIRED VOL.14 (GQ JAPAN.2015年1月号増刊)
テクノロジー特集なイメージの強いWIREDだが、なぜかVol.14の特集名が「死の未来」だった。
このギャップにひどく魅せられ、衝動的に買って読んだ。

先に結論から言ってしまうと、めちゃくちゃ面白かった。
これからのテクノロジーの進化とともに、量子物理学系のテクノロジーも相俟って死という輪廻のリデザインを問う内容だった。
また別冊でついてくるこれからの都市とライフサイクルもとても良い内容だった。様々なプロダクトをどのようにアーバンリデザインするかという内容が新鮮だったし、心に刺さった。

あとはスノーデンのインタビューもめちゃめちゃ貴重で読んでおいて損はないと思う。
データを扱う人はとても考えさせられる内容だからだ。
以下に内容紹介を列挙しておくので、気になったら要チェック!

◆特集 死の未来 Future of Death
・ハメロフ先生のぶっとび理論 死後の世界は量子で説明できる!
・死の先端科学 20の断章 死はいま、こんなことになっている!
〜テロメア、クマムシ、脂肪幹細胞、AI、ナノボット、そして3Dプリンターまで!?
・コロンビア大学大学院デスラボの挑戦 都市と死の設計
・弔い2.0 ちゃんと悼むためのスタートアップ
・随想 いま死を想うということ
〜フライング・ロータス/石黒浩/福原志保/サラ・マレー

◆『WIRED』独占! スノーデンの告白
「ここまで政府が無能だとは、さすがに想定外でした」
NSAを告発し“世界のお尋ね者"となったエドワード・スノーデンを直撃

◆スノーデン事件の余波と25年目のWWW
ティム・バーナーズ=リー/伊藤穰一ほか

◆未来はクォンタム!!
GoogleもNASAも注目! D-Waveは量子コンピューターなのか?
業界関係者は必読! 量子数理と未来のマーケティング

◆Medium: Where Words Matter
ミディアム、最も美しいウェブメディア

◆STARTUP NATION
スタートアップ国家イスラエルに学ぶこと

2014年12月11日木曜日

可視化の金字塔[ヴァイオリンプロット]をRで描くのを流行らせたい

R advent calendar 11日目を担当します。

こちらはatndでのシリーズですが、同時並行でqiitaでのものもあります。

その8日目の記事にこんなものがありました。
羽鳥教入信のすゝめ

R界隈に生息されている皆さんなら言わずと知れたHadley Wickhamさんですね。
僕も彼のパッケージには非常にお世話になっています。
Tokyo.R界隈ではリア充の羽鳥に対抗して中国のRenkunを応援するPipeRの勃興があったのも記憶に新しい。

ggplot2パッケージで色々とプロットしましたが、その中であまりメジャーじゃないけど、めっちゃ便利なものがあって、ぜひ流行らせたいので、今日はヴァイオリンプロットの描画を紹介しましょう。

ヴァイオリンプロットってなじみのない方も多いと思うのですが、
簡単に言ってしまうと、「箱ひげ図」+「ヒストグラム」のプロットです。

これ、超すごくないっすか?
どちらもよく利用するメジャーな統計的プロットなのに、その両方を一度に描けるなんて!

というわけで、先にコードと結果の図をお見せします。






男女別の体重の箱ひげ図とヒストグラムがご覧いただけたでしょうか?
内部のボックスが箱ひげ図、外部のアメーバのようなものがヒストグラムを表しています。
箱ひげ図だけでも、四分位点の状況は把握できるのですが、実際にどんな分布なのかは読み取ることができません。が、ヴァイオリンプロットなら、それがわかるのです!!
素晴らしい。統計の教科書にも必須でのせるべきだと思うのは私だけでしょうか。

geom_violin()だけで、デフォルトのプロットができますが、boxplotとstat_summaryの引数の設定によって、
かゆいところにまで手が届く仕様となっています。
ちょっとわかりづらいのですが、ボックス内の白丸はmean値です。箱ひげ図にはmedianのラインが引かれているので、平均値と中央値の差異も一度にわかってしまうお得なプロットです。
ぜひ、みなさんもggplot2のヴァイオリンプロットを使って、充実した可視化ライフをお過ごしください。


最後に‥

どうやら羽鳥は来年にO'Reillyから著書を出されるようです。
要チェックですね。




あと、tidyrパッケージとreshape2パッケージのバージョンが上がって、新しい関数が追加されたので、
まだアップデートしていない人は、アップデートしましょう!
tidyr 0.2.0 (and reshape2 1.4.1)

Enjoy!

お詫び
最初Deep Learning系やろうと思ったのですが、この話題、色々な場所で出まくっているので、自重しました。

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