2013年5月23日木曜日

売り方は類人猿が知っているを読了!

売り方は類人猿が知っている(日経プレミアシリーズ)

マーケティング界隈では著名なルディー和子さんの著書。
気にはなっていたものの、手は出していなかったが、最近新著も出されたようで、その宣伝のブログに興味を持って、読んでみた。

内容は「進化人類学」と「心理学」をマーケティングに活かしたような内容でとても面白かった。
特に過去の進化の歴史と脳の構造。とりわけ報酬系などの論点は大変面白かったし、いい気づきももらえたかなと思う。

やはり小手先のマーケティング論よりも人間の本能や脳の構造から得た論拠はとても説得力があるなぁ。ニューロマーケとか少し前に流行ったけど、やっぱりfMRIとか機材高すぎて、なかなか普及しないよね。ライフログツールとしてそういったものを記録・蓄積できるようになれば、もっと革新的に変化していくんじゃないかな。
とにかく、新著も読みたくなる興味深い1冊でした。

■目次
第1章 不安なホモサピエンスはモノを買わない
第2章 人間もサルも「得る」よりも「失う」を重く考える
第3章 金持ち父さんは貧乏父さんがとても気になる
第4章 自動車の売上と孔雀の羽との関係
第5章 感情と記憶が長寿ブランドをつくる
第6章 人間も進化の歴史から逃れられない

0 件のコメント:

ページビューの合計