2015年8月13日木曜日

コンテンツの秘密―ぼくがジブリで考えたことを読了した

コンテンツの秘密―ぼくがジブリで考えたこと (NHK出版新書 458)
ご存知かわんごさんこと、ドワンゴの川上さんがジブリに修行しにいった際に色々と考えた内容を書籍化した内容。
結論から言うと、大変面白かった。

なんとなくメディアにおける熟考をしていた際に、マクルーハン的アプローチが良さそうだとは思っていたのだが、どうにも抽象すぎて腑に落ちないと思っていた矢先、現代風の文脈でより具体性に富んだ内容でかわんごさんが解説してくれていると感じた。

アニメの情報量の話(線の数)とそれにおける人間の理解力と脳の構造についての指摘などは大変示唆に富むものだった。

またDeepLearningに関する全脳研を吸収した意図としてもオートエンコーダーによる人間の脳の認識能力に言及されるなど、研究熱心なところが垣間見えた。
(専門家からすると厳密的には違うかもしれないが)

最終的にコンテンツとは何か?という話に結論が出されるのだが、クリエイターにとっての様々な美術に触れる経験もなぜ良いのかというところも触れていて、とても参考になった。

あとは宮崎駿さんと高畑勲さんの対比もよく知らなかったので、面白かった。
絵コンテってのは大変な仕事だなとつくづく。
何度か読み返したい1冊なので星5つで。

■目次
第1章 コンテンツの情報量とはなにか?
――「脳に気持ちのいい情報」を増やす
第2章 クリエイターはなにをアウトプットしているのか?
――「イケメン・美女」を描くのが難しい本当の理由
第3章 コンテンツのパターンとはなにか?
――パターンをズラす、そしてお客とシンクロする方法
    1 コンテンツの分かりやすさ
    2 パターンをいかにズラすか
    3 クリエイターはどこで勝負するのか
    4 いかにお客とシンクロするか
第4章 オリジナリティとはなにか?
――天才の定義、クリエイティブの本質はパッチワーク

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