ずっと積読だった西部さんのサッカー監督に語った本。
少し古くて2004年なので、題材も当時の監督たちである。
実際に語られるのはデルボスケ、デシャン、ファーガソン、ベンゲル、ラニエリ、オシムとよもやま話で複数の監督といった構成。
やはり西部さんらしく痛快で本質を捉えた内容であると言える。
デルボスケは今やレアルマドリーからスペイン代表監督についているし、デシャンはマルセイユで指揮を執っている。ファギー、ベンゲル、オシムは言うまでもなく、ラニエリもちょこちょこ出てくる。
ジーコジャパンの提言もあるが、2004年当時からこうなると先を見据えていたのはすばらしい慧眼であるといえる。
そんな西部さんはジェフファンであり、僕と共通した点があるという親近感があるのだが、毎回内容がすばらしいので、また本を買ってしまうのだ。
ぜひ一度、彼の本を読んでみてほしい。
■目次
第1章 監督とは何か?
第2章 南面する監督―デルボスケの場合
第3章 リアリズムの系譜
第4章 威張ったサッカー、威張らないサッカー
第5章 監督よもやま話
第6章 グーフィーの挑戦
第7章 未来へ架けた橋
第8章 監督の選び方
第9章 File‐Z
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