今週発売のFootballistaを読んでいる。
冒頭のインタビューは非常に興味深い内容であった。
インタビュー主は今期よりセリエAインテルのGMに就任したマルコ・ファッソーネ。インタビュアーはセリエAではおなじみの神尾光臣さんだ。
昨シーズンの成績は散々なものだったインテル。今期はその影響でEL予選から始動する。
ストラマッチョーニが正式に監督に就任し、クラブの方向性も見え始めているようだ。
すでに補強で5選手4000万ユーロを費やしている。
(ハンダノビッチ、パラシオ、ロンゴ、シルベストレ、グアリン)
また下部組織からの昇格なども多くなってくるだろう。
なによりの変化は来シーズンよりファイナンシャルフェアプレーが施行される。
UEFAサイトから原文を読んだこともあるが、いまいち何が問題かわかっていなかったが、どうやら負債総額が4500万ユーロを超えると、翌シーズンのUEFAライセンスをもらえないというペナルティが課せられるようだ。
特にビッグクラブは欧州CLやELなどの収入にかなりの部分を頼っているので、かなり大きな影響であると言える。
ミランがズラタン、チアゴ・シウバなどを放出して話題になったが、まさにこれがその影響であることは想像に難くない。
今まで以上にチーム戦術と経営のバランスが不可欠になってくるだろう。
さて、ファッソーネであるが、なかなか面白い経歴。選手経験はなく、企業からユベントスのSDに就任し、専用スタジアム構想に参画したり、その後、ナポリを経てインテルへとやってきている。
日本でもヴィッセルのSDが楽天の人だったような気がする。(Foot!でやってた)
こういう経営感覚を持つ人材が登用されてくるのは世界的な潮流かもしれない。
私も期待に胸を馳せる。
インテルと言えば長友だが、たしかに日本でのマーケティング戦略はあまりうまくいっていない。今期から香川がユナイテッドに入り、あの世界的なマーケティング集団がどのように日本でのマーケティングを展開するかが楽しみだ。まずはシャツとカード提携がめにつく。(新生銀行だったかな?)
しかし、未だにEL放映権をアジアで唯一購入していない日本ではあるが、インテルのがんばりと日本の歩み寄りによって、今期はこれが解消されるのではないかと密かに期待している。ELはホントに色々な発掘ができて面白いので映像が見たいのだ。
とにかく、ロンドン五輪でスポーツの話題は持ち切りだが、クラブシーンも徐々に動いているということを発信して締めよう。
0 件のコメント:
コメントを投稿