押井守監督の書籍。
前回の凡人として生きることに続いて幻冬舎新書で出ている。
これは3.11の震災後にツイッターなどをはじめとしたソーシャルメディアがもてはやされたことへのアンチテーゼ、または日本人への警鐘としてのメッセージが書かれている。
目次
第1章 コミュニケーションのできない日本人
第2章 僕は原発推進派である
第3章 曖昧な言葉が生む無責任な世界
第4章 日本はまだ近代国家ではない
第5章 終わりなき日常は終わらない
第6章 自分の頭で考える―本質論の時代
ここに書かれていることすべてに同意するわけではない。
けっこう極端な意見も見えるからだ。
実際、彼はネットを利用しないらしいので、ネットの持つパワーにはステレオタイプな観点でしか指摘ができていない。
言っていることは最もだが、それがすべてではないのだ。
しかし、彼の原発へのそもそもの経緯や歴史から見直すべきという指摘は大変参考になったし、たしかにその通りだと思うこともままあった。
それほどのボリュームでもないし、一読に値する内容であると僕は思う。
そんなこんなで最近、攻殻機動隊を見直している。
0 件のコメント:
コメントを投稿