NRI鈴木さんによる「ビッグデータ」が世間をにぎわせるようになった火付け役の書籍(と個人的ににらんでいる)を読了した。
2011年11月に出版されているように、まさに昨年のNRIさんの2015年までのITロードマップに則したような内容、タイミングで出版されていたので、少し勘ぐっていた。
本書は下記の内容について触れられている。
・ビッグデータビジネスとは何か?
・ビッグデータビジネスの効用と活用事例
・主要陣営の戦略とビッグデータ活用を支える技術
・ビッグデータ活用に向けた3つの阻害要因
・ビッグデータビジネスの将来予測
データ界隈を取り巻くマクロ環境に触れてはいるものの、HadoopやNumpy、Scipyなどにも触れられており、著者の取材力、情報収集力の高さを知ることのできるものだった。
様々な課題はあれど、やはり人材不足は引き続き懸念される点であると思う。これはいち分析者としても思う点は多々あるし、自分もまだまだであるので、かなり早急に対策をする必要がありそうだ。
とある勉強会で著者本人とお会いし、非常にユーモアと知性のある方だと認識して読んでみて、疑いはなかった。終わりにその会のことにも触れられている。ぜひみなさんにもご一読することをお勧めしたい。
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