2012年8月19日日曜日
佐藤可士和のクリエイティブシンキングを読了した
アートディレクターの佐藤可士和さんの著書。
なんとなく積読だったので、さらっと読んでみた。
前著の超整理術を過去に読んだので、エッセンスはわかっていたが、今回の本はよりクリエティブシンキングを発揮するためにはという内容にフォーカスしていた。
ビールのCMでの親子演出や幼稚園の発想など、非常に面白い内容もあった。
デザインは機能の一番外側であるとは言い得て妙で納得。
また、彼が音楽やスノーボードにもはまった経験からくる、”バランス”についての言及は同じウインタースポーツをやっていた自分としては共感のできる主張だった。
オススメです。
■目次
1 クリエイティブマインドを作る
その前提は正しいか?―疑うことがクリエイティブの出発点
人の話を聞く―相手の本意を引き出す問診力
悩んだら気持ちを書いてみよう―自分の気持ちを整理する
見立ての習慣、身につけよう―比喩することで本質が伝わる
自分の仕事を描いてみる―言葉より伝わるビジュアルの力
記憶の検索エンジン―気になることにタグを付ける
心をつかむプレゼンテーション―説得よりも共感を)
2 試してみようクリエイティブ
リサーチよりもリアリティ―時代のキーワード“リアリティ”
お客様目線とお茶の間目線―似て非なるユーザーと世間
何でもメディアになる―既存メディアの枠を打ち破る
主体性の引き出し方―仕事を“自分事”にさせる
強いチームの作り方―適材適所のプロデュース能力
ストーリーを描けるか?―コンテンツからコンテクストを作る
デザインは付加価値か?―ビジョンを形にする)
3 こんなところまでクリエイティブ
働き方をデザインする―環境から組織まで
オンとオフを無理に分けない―仕事と休暇をリンクさせる
ハマれるものを見つける―突き抜けると本質が見えてくる
アナログ感覚を取り戻す―リアリティのセンサーを研ぎ澄ます
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