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2011年12月25日日曜日

最近読んだ複雑系な本たち

ここ最近、まったく読書のブログを書いていなかったので、3冊まとめて。

複雑系マーケティング入門―マルチエージェント・シミュレーションによるマーケティング


完全にタイトルに惹かれてのジャケ買いのような形となった。
最近、複雑ネットワークの件から複雑系に興味が出て、そことマーケティングにマルチエージェントモデルが接合点として機能していると知り、本書はまさに求めていたもの!というわけで、Amazonで発見早々にポチった。

感想の前に、著者のコメント紹介
マルチエージェント・シミュレーションとは、複雑系の研究から生まれてきた新しい手法です.多数のエージェントを同時に動き回らせることによって、全体としてどのような現象が生じてくるか-これを創発と呼びます-を観察しようとするものです.そこで本書では、こうしたマルチエージェント・シミュレーションの手法を用いて、マーケティングについて考えることを、「複雑系マーケティング」と呼びます.

例えば、マーケティングの4Pといった既に良く知っているつもりの基本的な概念でも、それを実際にシミュレーション・モデルに構築しようとすると、さまざまな点において曖昧な理解のままでとどまっていたことに気付かされます.そうしたプロセスを通じて、マーケティングについて改めて深く考えることによって、マーケティングについての本質的な理解につながり、その結果として、マーケティングを考える際の新しい視点を獲得できる可能性が広がります.

新しいビジネス・スキルの一つとして、マルチエージェント・シミュレーションが持つ大きな可能性について、読者の皆さんが本書を通じていち早く感じて頂ければ幸いです.


大変、期待して読み、マルチシミュレーションのツールやシミュレーション方法については発見ではあった。
しかし、悲しいかな2005年の本書のマーケティング概念が古く、少し時代を感じてしまう。
また、この辺のシミュレーションツールも流行っていないのか、使われている気配がないので、少し試してはみたいが、あまり期待はしないでおく。アプローチはわるくなかったのだが。。しかも複雑系マーケティングの記述が少なすぎるのも大きなマイナス面。
おまけで星3つ。

目次
第1章 これからの時代に求められる新しいビジネススキル(労働環境の変化―業務に押し潰される?
少子化社会の到来 ほか)
第2章 複雑系マーケティング(複雑系マーケティングとは何か
今日のマーケティングの本質
マーケティングの革新―マーケティング・サイエンスとマーケティング・エンジニアリング)
第3章 マルチエージェント・シミュレーション(複雑系について
シミュレーション
マルチエージェント・シミュレーションの特徴)
第4章 マルチエージェント・シミュレーションによるマーケティングモデル(消費者行動(Consumer Behavior)
マーケティングの4P
競合他社とマーケティング戦略
新製品開発と普及
この章のまとめ)
第5章 複雑系マーケティングの諸側面(シミュレーションの活用
学習効果 ほか)


やさしくわかるカオスと複雑系の科学

古い本だが、カオス・フラクタルや複雑系を紐解くために読んでみた。
やさしくわかる!はずだったのだが、書いてある日本語がどうにも浸透してこず読み進めるのがつらかった。
やはり物理系のワードは、なかなか入ってこないなぁ。

ただ、図解やたとえ話などがけっこうあったので、カオスとは何か?複雑系のゆらぎとは何か?などのことはつかむことができた。

写像って、イメージがつかめなかったけど、ようはf(x)みたいに書かれてるのは秀逸だったなぁ。
もう少しこの分野、なれるのに時間かかりそう。

目次
1 私たちは物事をどのように認識するのか
2 力学系の動物園とカオスのすみか
3 カオス振り子をつくろう
4 写像でカオスの発生を調べよう
5 複雑系(1)カオス・ニューロコンピュータ
6 複雑系(2)脳とエントロピーそして音楽

非線形科学 (集英社新書 408G)

非線形科学。マイブームなので、読みあさっている。

内容紹介より抜粋

生命体から非生命体まで、森羅万象を形づくる、隠された法則とは?
世界的第一人者による数式を使わない画期的な入門書 自然界の秩序は、どのように生み出されているのだろうか。すべてのものがエントロピーを生成し崩壊に向かう物理法則のなかで、どのように森羅万象が形づくられているのだろう? 自然にでき上がる模様などのパターン、自ずと同期するリズムや振動…。実は、意思を感じざるを得ないような不思議な自然現象にも、複雑で手のつけようのなさそうな現象にも、明快な法則・能動因が潜んでいる。そして、非線形科学は、これまでの科学とは異なる視点から、その動的な機構を明らかにする。
私たちに新たな自然観を与える非線形科学について、第一人者が分かりやすく解説した、知的好奇心を刺激する入門書。

数式をあまり使わず、説明に特化したような印象だったが、逆にそれが仇となった感があった。時として数式の方がわかりやすいこともあるのではないかな。
ローレンツやポアンカレなどの歴史的な背景も学べる書籍だった。
熱統計力学の話、なかなかむずい。相転移とか。

目次
第1章 崩壊と創造
第2章 力学的自然像
第3章 パターン形成
第4章 リズムと同期
第5章 カオスの世界
第6章 ゆらぐ自然

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