連続投稿!
2012年の本屋大賞にノミネートされた小説。
知人からの推薦で読むに至った。
600ページ弱の超大作だが、まったくもって分量は苦にならなかった。
なぜか?
それはそのストーリー、構成力全てが良かったからに他ならない。
内容に関しては、あらすじを抜粋。
急死したはずの父親から送られてきた一通のメール。それがすべての発端だった。創薬化学を専攻する大学院生・古賀研人は、その不可解な遺書を手掛かりに、隠されていた私設実験室に辿り着く。ウイルス学者だった父は、そこで何を研究しようとしていたのか。同じ頃、特殊部隊出身の傭兵、ジョナサン・イエーガーは、難病に冒された息子の治療費を稼ぐため、ある極秘の依頼を引き受けた。暗殺任務と思しき詳細不明の作戦。事前に明かされたのは、「人類全体に奉仕する仕事」ということだけだった。イエーガーは暗殺チームの一員となり、戦争状態にあるコンゴのジャングル地帯に潜入するが…。
作品は人類学の観点や薬学、生物学、複雑系など多岐にわたる理論的な内容から戦争などの軍事的な内容までと幅広い分野のオンパレードだった。
大変示唆に富む内容が多く、目から鱗だった。
ふと思ったのは、この作品を読んでいる最中に、何か類似性作品がなかったかと思い出し、思い立ったのが、「BABEL」だった。
ブログ
映画「BABEL」を観ました
この中の神の視点のような描かれ方がけっこう多かったりする。
タッチもわくわくさせてくれるものであり、この本に出会えてよかった。ぜひ、この著者の別作も読んでみようと思う。
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