2015年7月19日日曜日

僕がコントや演劇のために考えていることを読んだ

僕がコントや演劇のために考えていること
ラーメンズで知られる小林さんの書籍。
なんかふとタイトルに感情が符合したのか、手に取ってみた。

アーティスト、クリエイターなどと呼ばれる人は数多くいれど、小林さんはすごくストイックに作品に対して追求を行っている様が本書から読み取れた。

実は私もここ数年、今まではまったく接点のない舞台という場所を知人の出演をきっかけに何度か行く機会があって、その稽古の内情や実際の演技を見る事ですごく勉強になったという経験があり、本書は非常に興味深い内容だった。

ラーメンズというコンビは知っており、学生時代に一部の知人は熱狂的だったが、ミーハー色の強かった僕はあまりちゃんと見た事がなかった。
でも、その当時のTVを通したメディア虚像の葛藤に関しても記載があり、当時何かしら情報を入れなかった事はある意味でよかったのかもしれない。
興味が湧いたので、直近の舞台スケジュールを確認したが、チケット取れないっぽい。
機会を作って小林さんの舞台を真摯に受け止めにいきたいと思える良書だった。

今の個人的なチャレンジともミッシングリンクしており、とても良かった。

■目次
小林賢太郎という職業
「面白い」の領域は無限
つくり方をつくる
テレビにはあんまり出ないようにしています
小林賢太郎は劇場にいます
予備知識のいらない笑いであること
人を傷つけない笑いであること
耐久性のある作品であるために時代を反映させない
情報を制限して、観客のパーソナルに入り込む
アイデアは思いつくというよりたどりつくもの〔ほか〕

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