2015年7月4日土曜日
NO LIMIT ノーリミット 自分を超える方法を読了した
栗城さんは登山家である。
アルピニストというのも色々なタイプがいるのだと思うけど、彼は無酸素単独登頂というかなり過酷なプロセスを選択して世界中の山の登頂にチャレンジしているようだ。
そんな彼の生き様の片鱗を垣間見えるような本書はなかなかスリリングな内容だ。
■目次
限界を超える
一歩を踏み出す
すべてに感謝する
「足りない」を楽しむ
否定される
少しずつ、小さなことを続ける
すべてには終わりがある
窮地に飛び込む
苦難を楽しむ
困難な目標を立てる〔ほか〕
自然と対峙するということは、馴染みがあるようで底知れないものがあると感じる。
私もスキーという競技を通じて自然と対峙してきた経緯がある。
まあ、所詮日本の山なので標高2000メートル程度といったものである。それでも、自然と我が身で相対すると絶句するようなこともある。
栗城さんはエベレストと対峙している。
標高8848mである。次元が違いすぎる。
そんな彼が、登頂にチャレンジするプロセスにおいて開眼した内容をコンパクトにまとめてくれている。非常に刺激的な内容だった。
私はリスク回避型なので、絶対にこのようなチャレンジはしないだろうが、こういったことができる人は尊敬する。死と隣り合わせの際に、さらにリスクを取れる選択肢は取れないからだ。
でも、本質を冷静に考えてみると、どの段階でも一緒なのかなとも感じた。
雑感ではあるが、栗城さんにキャンプから指示を出すオペレーターは毎回辛い思いをしているんだろうなと感じた。
そういった人の決断のプロセスをたどれるような書籍が出たら読んでみたい。
山に関わる人だけでなく、ちょっとした壁に悩んでいる人は読んでみると痛快だと思う。
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