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2011年10月1日土曜日

3-4-3 システムとそれに臨む監督たち

不振のインテル、ガスペリーニ監督を解任

こんなニュースが世界を駆け巡ったのは、最近のことだった。
昨年のレオナルド体制の後を受け、期待を背負いインテルのタクトを振るうこととなったジャンパオロ・ガスペリーニだったが、チームの掌握ができず、昇格組のノヴァーラにいいところなく破れた後、マッシモ・モラッティ会長から解雇通告を受けた形だ。後任はラニエリだ。

彼はいったい何ができなかったのか?

ここに1つシステムと人間の適応性というテーマを見いだすことができる。

システムでサッカーの戦術論を語ることのブームは過ぎ去ったように思えるが、基本フォーメーション自体はそのままなので、一考に値するものであることは変わらない。今日は3-4-3というシステムを考えたい。

これを考える上で、先のインテル、現代を彩るレジェンドに昇華しつつあるバルセロナ、そしてザッケローニの日本代表を例にとってみたい。


■インテル
まずはインテルである。このクラブは過去ずっと4−4−2もしくは4−5−1が主流だったように思う。(細かく言えばもっとあるが割愛)つまり守備のベースメントは4バックである。また、長年それを利用してきたため、所属選手もそれにそぐうような選手が多かった。
長友もその一例だろう。

ガスペリーニは過去にジェノアで3-4-3で一世を風靡した。まずはシステムありきだったのだ。しかし、環境を変え、その時の腹心を連れてくる訳でもなく、己のフィロソフィーに選手を当てはめた。すると、当事者の選手は困惑し、なかなか連動性やプレーの境界面がわからず曖昧な状況に陥ってしまった。カンビアッソが試合中に4バックにというエピソードはだいぶ語り尽くされている。

これは完全なる構造的不均衡による失敗の例。時間をかけて修正すれば、よい選手は多いので大勢したのかもしれない。あくまでたら・ればの話。だが、残念なことにカンピオナート奪回を掲げるインテルにもモラッティの堪忍袋にもそんな時間はなかった。
柔軟性が大事であると痛感。



■バルセロナ
ペップ・グアルディオラが就任して以降、世界を席巻しているバルセロナ。彼らの基本フォーメーションは4−3−3。これはクラブフィロソフィーが浸透し、伝統的に受け継がれており、バルサBをはじめ、下の年代まで統一のとれたシステムである。そんなバルサが今期、3−4−3をオプションとして試行しており、その破壊力が抜群なのである。

先のインテルと何が異なるのかは具体的な解がないのだが、選手間での決まり事が明確なのだろう。ディシプリンがしっかりと機能している結果であると思う。明確なフィロソフィーの元、柔軟な対応のできる選手がいて、初めて様々なシステムが機能し始めるということだろうか。

この2例は現代日本社会においても、大きな示唆をもたらしそうな気がしてやまない。

最後にザックJAPANだが、彼は当初鳴り物入りで入ってきたが、彼も3-4-3システム論者だった。
喧伝されていたし、当初はこのシステムを採用していた。
ガスペリーニと違った点は2点。内容は悪くても結果は出ていたことと、柔軟性を持っていたことだ。
現在の日本代表は再び4バックシステムを採用している。
おそらく、選手の適合具合を見て、3バックはオプション扱いになっているのだろう。これは懸命だと個人的に思う。
今後はどうなるかわからないが、ウォッチしていたい。


と、まあ、とりとめもなく3−4−3について書いたが、やはり4バックのダイナミックなサイドバックの上がりが好きな自分にとっては、3バックはやだなーって感じ。
久々にシステム切り口で云々したくなっただけでした。
自己満足!

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