2011年10月14日金曜日

調査の科学を読んだ

調査の科学 (ちくま学芸文庫)

過去にブルーバックスで出ていたが、絶版になっていると言われる調査業界の名著が筑摩書房で復刻されたとリサーチャー界隈で話題になていたので購入。

過去の焼き直しなので、それを皮肉る意見もあるようだが、私のような若手世代にはとてもよい本だと感じる。
林先生はもうなくなっており、本書は1984年に出ている。

つまり、私よりも年上だ。

確かにパソコン性能により格段に調査環境は変化している。
機会学習やデータマイニングなども行われている。
だが、このようにトラディショナルな調査が廃れたかと言えば、そうではない。むしろこういったところは見直されている。

ずっと業界に携わった人よりも若手リサーチャーやマーケターが読むと発見があるのではないだろうか。

コーホート分析、目から鱗。

目次
序章 社会調査の心
第1章 社会調査の論理
第2章 調査の基本―標本調査の考え方
第3章 質問の仕方の科学
第4章 調査実施の科学
第5章 データ分析のロジック
第6章 調査結果をどう使うか


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