あのマイケル・ムーアがサブプライムなどで、大パニックに陥ったあの金融危機にメスを入れる痛快な話。
見ていて、本当に共感する部分が多かったし、こういった闘う映画監督は大好きだ。
サブプライムローンの不履行による強制執行のドキュメントや、金融機関への取材。時には犯罪者呼ばわりするムーア監督の行動力や取材力に改めて舌を巻いたと言わざるを得ない。
華氏911の時もそうだったが、ブッシュ政権への彼のメスの入れ方には半端ではない意気込みを感じる。
そして、ヘンリー・ポールソンをはじめとするゴールドマン・サックスへの対応も秀逸だった。
デリバティブによって金融機関みんなが得をしたわけではないので、過剰な表現であるとは思うが、一部の富裕層、CEO連中は本当に儲けていたと思う。
政府による救済支援金の使途不明は知らなかった。
下院で否決されたのは知っていたが、当時は疑問だった。
でも、こういった理由があったんだな。目から鱗だった。
この映画はみんなに見て欲しい。特に金融関係の人間は必須だろう。
文句なく星5つ。
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