一時期は騒がれたものの、最近はあまり聞かなくなった年金問題。
問題は何も解決しておらず、ただメディアが報じなくなっただけである。この国民煽動とそれに煽られる国民問題は問題だが、この本とは関係ないので、特に触れない。
そして、年金記録漏れなどから、その解決を目指して国民1人1人に対して加入記録などを伝える「ねんきん定期便」が開始された。
今なお、政治には胡散臭い権力闘争があり、官僚にも負のイメージがつきまとう。
これを主導しているのは、厚生労働省からの派生した独立行政法人である「日本年金機構」
まあ、組織とは往々に巨大になると動きにくくなるものだ。
このように切り離した方がよいというのは、官僚の優れた洞察によるものではないだろうか。
本書を読み、届けられるねんきん定期便の役割などは理解できた。
記載にもあるが、目に見えないことに対する不安があることで、国民は煽動される。じゃあ、可視化すればいいではないか。
このように加入履歴に基づいて、自身の年金額まで出してくれているのだから。
本書執筆の時点ではないが、現在、年金ネットという形でこのねんきん定期便はネット化されている。
http://www.nenkin.go.jp/n_net/
20歳以上のすべての国民が対象である。
ぜひIDを取得してほしい。
だが、年金がわかるだけでは不十分。
それを日常のお金管理と結びつける必要がある。
マネールックというお金管理サービスがある。
https://www.moneylook.jp/
こちらでは、銀行や証券などかなりの金融サービスが管理できる優れもの。こちらで前述のねんきんネットも管理が可能だ。
国民の金融リテラシー教育の欠如は問題となっているが、未だ解決策どころか方向性すら出せていない状況。
1人1人が意識改革をすることでしか、もはや状況は脱せない。
自主自律。これが大切である。
本書は年金に興味のある方には大変おすすめです。
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