2011年4月12日火曜日

ハッカーと画家を読了した!!

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち

ポール・グレアムの書籍。
なんだかんだでたどり着いた。
ポール・グレアムのエッセイは今もなお、翻訳されているので、馴染みも深い。

本書「ハッカーと画家」は200ページちょっとと薄手の本であるので
わりとさらった読めるかと思ったら、内容の重厚さに圧倒された。

痛快な語り口でハッカーについてのことやLispを崇めていくのだが、本当に面白かった。ハッカーと凡人の「差分」を取り出したので、僕はその乖離に愕然としたものだ。

人気のある言語でなく、真に重要なことはその言語の簡潔さであるというのは目から鱗。LispとPythonはやってみたいし、Javaの評価がdisられていることから興味がうせてしまったりと、色々と影響を与えてくれますね。

とりあえず、インターネット業界に携わる人は必見でしょう!!
この先もこの内容は色あせない!!

以下、目次
メイド・イン・USA―アメリカ人が車を作るのが下手なのとソフトウェアを書くのが得意なのは、同じ理由による。だがアップルの存在は、両方を改善してゆけるヒントだ。
どうしてオタクはもてないか―彼らはゲームに乗っていない。
ハッカーと画家―ハッカーは、画家や建築家や作家と同じ、ものを創る人々だ。
口にできないこと―異端的な考えを思い巡らせ、それをどう使うか。
天邪鬼の価値―ハッカーはルールを破ることで勝つ。
もうひとつの未来への道―Webベースソフトウェアは、マイクロコンピュータの登場以来最大のチャンスだ。
富の創りかた―裕福になる最良の方法は富を生み出すことだ。そしてベンチャー企業はその最良の方法だ。
格差を考える―収入の不均一な分布は、広く考えられているほど問題ではないのではないか。
スパムへの対策―最近まで、専門家の多くはスパムフィルタは成功しないと考えていた。この提案がそれを変えた。
ものつくりのセンス―素晴らしいものを創るにはどうすればよいか。
プログラミング言語入門―プログラミング言語とは何か。それはなぜ盛んに話題になるのか。
百年の言語―百年後にはどういうふうにプログラミングをしているだろう。今からでもそれを始められないだろうか。
普通のやつらの上を行け―Webベースアプリケーションでは、自分の使いたい言語を使うことができる。ライバルも同様だ。
オタク野郎の復讐―技術の分野では、「業界のベストプラクティス」は敗北へのレシピだ。
夢の言語―良いプログラミング言語とは、ハッカーがやりたいことをやれる言語だ。
デザインとリサーチ―研究は独自性が必要だ。デザインは良くならなければならない。
素晴らしきハッカー―ほかより飛び抜けて優れたプログラマがいる。そんな素晴らしいハッカーたちはどういう人物なんだろう。

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