2010年12月8日水曜日

未来の売れ筋発掘学を読んだ

未来の売れ筋発掘学

データマイニングに色々と思いを寄せるものがあったため、読了。
触れ込みはデータマイニングの限界の後の価値センシングについてというもの。
以下、目次。
[目次]
序章
 眠っているドラゴンの起こし方 (大澤幸生) データマイニングの限界 ドラゴンとはビジネス界に潜む価値
 価値のある戦略的シナリオを見つける
 価値センシングとは何か
第1章
 思い出す技術~データからの気づき、気づきからのデータ (大澤幸生・生井セバスチャン洋・吉田隆久・岩永卓也)
 「書く」ことと価値センシング
 アンケートデータを読んでみよう
 埋もれた価値に気づくメタ認知
 データ可視化の方法:キーグラフ
第2章
 「こと語る」技術~可視化でシナリオを掘り起こす (大澤幸生・郷田慎一・前田雄佐・吉田隆久)
 メタ認知の衝撃:肩こりの消えたスイマー
 キーグラフから未来を読む
 意味は無視して「つながり」から見えるもの
 脳の動きを可視化する
 株価の連鎖的下落を「こと語る」
 矢印つきキーグラフによる株価下落連鎖構造の把握
 株価連鎖構造で語る世界不況のシナリオ
 価値センシングに終わりはない
第3章
 高め合う技術~価値をつかむコミュニケーション (久代紀之・西原陽子・山口広樹・大澤幸生)
 主婦たちの声からわかった「じゃがいも」の真価
 ユーザー要求を知る:製品設計のために
 顧客の声を聞く質問の技術
 顧客のさまざまな声を、一つのかたちにする
 要求仕様へまとめる
 ユーザーの要求を知るものづくりプロセスの実施例
 価値センシングで重要な、話し相手の選び方
 人間関係を可視化する
 「アホ」と呼ばれる発言から、宝を見つける
 これからの会話分析
 コラム:医療現場での実感:患者が本当に求めているものを知る技術(田中祐次)
第4章
 感じる技術~お客様の隠れた気持ちをとらえるセンサ (田中良祐・大澤幸生・細田琢磨・木村諒史)
 「感じる」ことの難しさ
 消費者の回遊行動に潜む価値ある情報
 スーパーマーケットのお客を観察する
 感じるスキルを支えるRFIDタグ
第5章
 見えない「こと」をつくるデータ結晶化技術 (大澤幸生・前野義晴・堀江健一)
 バーベキューパーティの仕掛け人は誰?
 データ結晶化の原理:低頻度からゼロ頻度への挑戦
 メーリングリストによる実証実験
 テロリストのリーダーはどこに?
 ないものをつくる:特許明細データから新発想へ
第6章
 アナロジーゲーム~類推力を高めよう (中村 潤・大澤幸生・小林正典・前川知英)
 アナロジーゲームの遊び方
 経験知を掘り起こすアナロジーゲーム
 なぜ「脳みそに汗をかく」のか:迷いの効果
 アナロジーゲームで測る価値センシング能力
 KJ法との違い:迷いを生かす
第7章
 イノベーションゲーム~組み合わせ発想を楽しむイノベーションの世界 (大澤幸生・西原陽子・高市暁広・岡本憲介)
 ウェブ上の単語から需要予測?  イノベーションゲームの原型
 イノベーションゲーム登場:企業家vs.企業家
 ゲームに「神様」を入れてみる
 ゲームからビジネスの本質が見える
 データ結晶化でつ

結局、データマイニングの限界については言及されているんだけど、価値センシングの概念が抽象的過ぎて、ちょっと微妙。
ツールとか使う実務担当者は、そんなこと言われなくてもわかるわ!ってレベルかもしれない。
まあ、時流に乗っているので、★3つくらいで。

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