東のエデンを見終わった。
これは、フジテレビのノイタミナの一環というよくわからない位置づけではあるが、
TSUTAYAレンタルで気になっていたので、視聴。
ストーリーの概要は諸事情により、スキップ。
見たい人もいるでしょ。
wikiで公開されている箇所だけ抜粋する。
この国の”空気”に戦いを挑んだひとりの男の子と、彼を見守った女の子のたった11日間の物語。
2010年11月22日 月曜日、日本各地に10発のミサイルが落下する。
『迂闊な月曜日』と呼ばれたこの事件は、奇跡的に1人の犠牲者も出なかったこともあり、
人々は次第に危機意識を失っていった。それから3ヶ月、11発目のミサイルが旅客機を直撃した ---
はい。ここまで。
まあ、以下雑感をまとめます。
主人公はセレソンと呼ばれるゲームに参加。これは100億円をもらい、日本をよくするために
選ばれた11人のプレイヤー。彼らが持つノブレス携帯から、コンシェルジュのジュイスを使い、
色々と物事を行っていく。
まず、このノブレス携帯で非常に気になったのは、いわゆる電子マネーが
完全に携帯で振り込むことが可能な点と、コンシェルジュサービスで様々なサービスを
受けられる可能性があるということに、現実世界での展開の可能性を見た。
また、特定の人間はトランザクション履歴を閲覧できるというシステム。
リアルタイム明細のようなシステムにかなり興奮した。欲しい。。。
また、ヒロインの咲の属する「エデン」の人間が開発した「東のエデン」という
画像検索サービス。
これは現在twitterなどのソーシャルサービス等の拡張に大いに寄与するのではないかと
思うものだった。
画像を投稿し、みんなで意味づけする。
ARのように検索すると、そのエアタグでメタデータが表示される。
というものだ。これも実現しそうだ。(形はどうあれ…)
テクノロジー系のところでは、そんなところだが、世間風刺がとても面白い。
日本は政治的失墜により国際的な立場が薄れ、その他周辺国の位置づけとなっている。
弱い日本。既得権益にしがみつく大人と若者ニートという理解しやすい対立軸。
まあ、事件などの事象はおいといて、結局セレソンがそういった状況を変えるように
活動するのだが、金があっても答えが見つからず、"あがり"の方法がわからない。
最終的には物語の締めがあるけど、これには大いに考える余地がある。
また、アウトサイドからのミサイル攻撃を2万人のニートが防ぐというのも、
潜在的な労働力という意味で、日本的かもしれない。
そのほかにも相続税100%など、気になるワードも出てくる。
最後に滝沢が言っている、「お金をもらう喜びのほうが正常だよな」は
秀逸の一言だろうと思う。
ぜひ、一度ごらんあれ。
ノブレス・オブリージュ。
あなたが今後もあなたが救世主たらんことを、切に願います。
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