バイエルンVSマンチェスター・ユナイテッド
リヨンVSボルドー
結果は下記の通り。
スポナビさんで。
バイエルンとリヨンが先勝 欧州CL準々決勝第1戦
試合を観戦していないので、アグリゲートして試合を想起。
まず、バイエルンVSマンチェスター・ユナイテッド
イビツァ・オリッチが終了間際に決勝点を挙げ、FCバイエルン・ミュンヘンがマンチェスター・ユナイテッドFC とのUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝第1戦に逆転勝利を収めた。
UEFAチャンピオンズリーグ史上最も劇的な逆転劇の一つに数えられる1999年決勝でユナイテッドに敗れたバイエルンだが、この日は後半ロスタイムのオリッチのゴールである程度の雪辱を果たした。ユナイテッドは開始2 分と経たないうちにウェイン・ルーニーが先制し、今大会のアウェー全勝記録を更新するかに思われたが、77分にはルーニーに当たったフランク・リベリの FKで同点とされる。そして終了間際にはオリッチのゴールを許し、バイエルンにわずかながらもアドバンテージを握られた。第2戦は4月7日にオールド・トラフォードで行われる。
バイエルンのルイス・ファン・ハール監督は試合前、ルーニーを封じ込めるのは難しいだろうと語っていた。その予想が正しかったことは、キックオフから120秒も経たずに証明される。3月上旬以降、わずか8分間しか実戦を経験していないマルティン・デミチェリスを起用したこともリスクが大きく、そのアルゼンチン代表DFをスピードで振り切ったナニがファウルを受けてFKを獲得。このポルトガル代表ウインガーがゴール前にボールを入れると、デミチェリスが滑ったためにフリーとなっていたルーニーがボレーシュートを突き刺した。
地元サポーターが沈黙に包まれる中、バイエルンは気持ちを入れ替えて反撃に転じた。ユナイテッドのアレックス・ファーガソン監督はリベリを高く評価しており、このフランス代表ウインガーがゴールへ迫るたびに冷や汗をかかされたはずだ。リベリはまず、正確なパスでチャンスを演出したが、ハミト・アルトゥントップがこのボールをトラップミス。続いてガリー・ネビルをかわしたリベリがクロス、アルトゥントップのシュート性のクロスにオリッチが飛び込んだが、ゴールには至らなかった。
一方、リードを奪っているユナイテッドはカウンターからチャンスをつくり、前半終了間際に追加点の決定機を迎える。鮮やかなドリブルからナニがゴール横に外すと、続いてパク・チソンとダレン・フレッチャーの巧みな連係からルーニーがシュート。これはGKハンス・ヨルク・ブットが辛うじて足ではじき出した。一方、好調アリエン・ロッベンを故障で欠くバイエルンは最大の武器を失っていたが、後半に入るとこのオランダ代表の不在を感じさせないプレーを披露する。
オリッチが強引な突破からシュートを放ち、ユナイテッドのGKエドウィン・ファン・デル・サールを強襲。さらにファン・デル・サールは、コースが変わったトーマス・ミュラーのシュートに鋭く反応してこれをはじき出す。続いてマルク・ファン・ボメルの強烈な一撃もファン・デル・サールに阻止されたが、バイエルンは来週の第2戦に向け何らかの成果を手にする予感を漂わせ始めていた。
その予感が現実となったのは77分。ネビルのハンドで獲得した FKからリベリがシュート。ボールはルーニーに当たってコースが変わり、ファン・デル・サールの逆を突いてゴールに吸い込まれた。その後はユナイテッドも反撃に転じ、ネマニャ・ビディッチのヘディングシュートがクロスバーを直撃。一方のバイエルンもひるまず、終了間際にマリオ・ゴメスが至近距離からファン・デル・サールを脅かす。そして、パトリス・エブラの隙を突いたオリッチが土壇場に決勝点を奪い、バイエルンを劇的な勝利に導いた。
©UEFA.com 1998-2010. All rights reserved.
バイエルンの両翼のうち、ロッベンは間に合わなかったようだ。代わりにハミトが先発。中盤ではシュバイニーが出場停止だったので、プラニュスが起用された。
この試合、完全にマンUのコントロールミスだっただろう。
早すぎる先制点。週末のプレミアのチェルシー戦。序盤のバイエルンの不甲斐なさ。これが3つ重なって、名将ファーガソンの油断がきた。
勝負とはこういうものだ。次回のオールド・トラッフォードでの帳尻あわせが見たい。
一方、ボルドーVSリヨン。
オリンピック・リヨンはリサンドロの2ゴールなどでFCジロンダン・ボルドーとのフランス勢対決の第1戦を 3-1で制し、初のUEFAチャンピオンズリーグ準決勝進出へ前進した。
今大会8連勝を目指したボルドーだったが、10分には早くもリサンドロに先制点を奪われてしまう。しかしボルドーも、マルアーヌ・シャマフがすぐに同点ゴールを決める。するとリヨンは、前半のうちにミシェウ・バストスのゴールで再びリードした。後半に入るとボルドーが攻勢に出たが、リヨンのGKウーゴ・ロリスが好プレーを披露。ベンデウにゴールチャンスをつかまれたときも、クロスバーがリヨンに味方した。すると76分、リサンドロがPKを決めて勝利を決定付けた。ただしリヨンは、リサンドロとシドニー・ゴブが警告を受け、4月7日の第2戦を出場停止で欠場することになった。
この試合はリーグ1同士の一戦というだけでなく、近年のフランスで最も成功を収めている二つのクラブが欧州の舞台で激突することになり、スタジアムは熱烈な雰囲気に包まれた。過去3度ベスト8の壁を破れなかったリヨンだったが、この日は完璧なスタートを切る。ミカエル・シアーニがクリアしたアリ・シソコのロングボールがマティウ・ボドメルへと渡る。ボドメルが上げたクロスをリサンドロが押し込んで、リヨンが先制した。
試合前は、両チームがけん制し合い慎重な展開を予想する者もいたが、それに反してゲームは序盤から熱を帯び、先制されたボルドーがそのわずか4分後に試合を振り出しに戻す。ジェレミー・トゥラランを巧みにかわしたヨアン・グルキュフのクロスに、ファーサイドのシャマフが頭で合わせ、ネットを揺らした。しかしホームのリヨンがこれでひるむことはなく、バストスがカーブをかけたシュートでゴールを狙い、さらにセサール・デルガドが抜け出してゴールに迫ったが、前へ出てきたGKセドリック・カラッソに阻止された。
一方のロリスも、フランス代表では正GKの自身の控えを務めるカラッソに負けてはおらず、グルキュフが至近距離から放ったバックヒールの一撃を見事な反射神経でセーブした。その後も激しい攻防は続き、ボルドーはシャマフが惜しいヘディングを放ち、一方のリヨンは32分、バストスが相手守備陣の隙を突いて勝ち越し点を奪う。ファーサイドでフリーになっていたバストスは、ベノワ・トレムリナスが誤って打ったヘディングを拾うと、中へ切れ込んで、強烈な一撃をゴール上隅に突き刺した。
ローラン・ブラン監督は守備陣の乱れに不満そうだったが、ボルドーは後半に入ると安定した動きを見せるようになった。するとリヨンの中盤がスペースを消されて苦しむ中、ボルドーが主導権を握るようになる。62分にはシャマフがゴール前でボレーを放つが、ロリスが右手を出してこれをブロックした。さらにシャマフはヘディングでもゴールに迫るが、再びロリスが立ちはだかった。
リヨンは69分、ジャン・マクンがカラッソと一対一になったものの、シュートは枠に飛ばなかった。一方のボルドーもベンデウの一撃がクロスバーに嫌われた。この時間帯になると、ボルドーがやや優勢に試合を進めていたが、マティウ・シャルムがシソコのクロスを手で止めてしまいPKを献上。キックを任されたリサンドロがGKの逆を突くシュートを決め、リヨンがベスト4進出に近づいた。
関連アイテム
©UEFA.com 1998-2010. All rights reserved.
やはりチャンピオンズリーグでの経験はリヨンが上。
ボルドーは最初はオリンピアコスだったので、それほど実力を示せなかった。
リサンドロ・ロペスは当初からよい動きだったけど、この場面でもいい仕事。
FWに困りそうなビッグクラブから、引き抜かれそう。
そうそう、情報ソースは
UEFA.com